来年一月には各損害保険会社
火災保険料の値上げが予定されています。
保険料の値上げとなると、
「家計に負担が重くなるなあ、いやだなあ」
と感じてしまうかもしれませんね。
保険の更新が近い人は、見直しを、とはよく言われますが
別に更新時期でなくても、火災保険は見直せます。
自動車保険でもできることですが、
ノンフリート等級によっては、損することもあります。
でも、一般家庭の火災保険は事故等級制ではない。
*一部事業系の火災保険は
年間の事故歴に応じて翌年度の保険料が変わります。
更新を待たずして、補償内容や保険会社を変更しても
特段、デメリットはありません。
注意してほしいのは、地域によっては、あるいは構造によっては
逆に値下げになることもあるので、しっかり調べてから検討してくださいね。
さて、値上げとなるとイヤがる人は多いのですが、
今回、なんで保険料が上がると思いますか?
それは近年の災害被害増加のために
これまでの保険料では、実際の保険金の支払いに困難になることが見込まれるから。
ですから、保険会社の利益のために保険料があがっているのではなく
被害に遭った人に支払う保険金のために、純粋に必要だから。
私も保険金の支払い部門にいて、たくさんの被害を見ましたが
「こんな保険料で、これだけ支払ったら、保険会社利益ないのでは?」
と心配したほど、請求が来ました。
値上げ=困る
ではなくて、なぜ高くなるのか?を考えると、その必要性が理解できるはず。
30年超の長期契約を保有している方は、
こんな災害が増えることを想定していない時代の契約であることも。
つまりは、そもそも保険料激安なんです。
下手にいじると、損しますので、要注意ですよ。
では長くなりましたので、見直しのポイントは、後編に書きますね。