関東方面の方は特に今、台風13号の影響が気になるところですね。
台風によって、家に被害が出た場合、火災保険は基本的に保険の対象になります。
多くの方は、火災保険は火事の保険と思っておらますが、風・水・ひょう・雪災も対象なんですね。
なので、補償があるのに、請求できると知らない方も結構あります。
また、いざ請求して
「え、こんな内容の保険に入ってたの?」
とはじめて契約内容について、認識する人もいます。
請求の場面で契約者がおどろくケースが多いのが、この二つ。
- 自己負担額をつけている契約
- 20万フランチャイズ契約
自己負担というのは、例えば保険金が5万もらえる場合に、3万の免責で契約している方は、2万しかもらえません。
仮に保険金額が3万であれば、免責3万だと支払い対象外になります。
免責金額が高いほど、保険料が安くなります。
20万フランチャイズ契約は、被害額が20万を超えた場合に、保険の対象となる契約ですので、前述のように5万の保険金額であれば、無責となり支払い対象外です。
自己負担付き契約と違う点は、保険金額が30万であれば、そこから差し引かれない、ということ。
20万以下の損害が生じた場合は、自費で修理が必要となるので、その分保険料も安くなるんですね。
いずれの契約も、申込時に納得しているはずです。
でも忘れちゃうので
「聞いてない、知らない」
と、いざというときにごねる人が多いのです。
いざというときに自分で何ともできないリスクに備えるのが保険。
どちらの特約を付加しても、20万以下の損害を預貯金でまかなえる場合は、本来差し支えないはずですね。
ですので、こういった特約で保険料を抑えて契約するケースは、実務上多いのです。
ただ自分がもしもの場合に、こういうケースに遭遇して
「ナンカ損した気分だなー」
と感じる性格であれば、最初から自己負担0円、フランチャイズなしの契約を選ぶようにするといいですね。