外科病棟は独特のスピード感と状態の変化が著しい現場です。
内科などと比べると日々の業務のテンポが非常に速く、戸惑うこともあるかもしれません。
その一方で、ここでしか味わえないやりがいや実感も詰まっている場所です。

外科病棟における大きな特徴として挙げられるのが、圧倒的な患者の入れ替わりの早さです。
手術を受けるために毎日のように新しい患者さんが入院され、手術が無事に終わると短期間で退院、あるいは元の生活に戻るための準備へと移行していきます。
そのため、常にベッドが回り続けているような活気があり、看護師にはスピーディーな書類管理や、短時間で患者さんやご家族と信頼関係を築く高いコミュニケーション能力が求められます。

また、手術直後のデリケートな時期を管理するため、容体の急変に対する緊張感が漂っているのも外科ならではの特徴です。
さっきまで安定していた患者の血圧が急に下がったり、突然の不調や痛みを訴えられたりすることも珍しくありません。
一瞬の油断も許されない環境ですが、だからこそ異常をいち早く察知する観察眼や、トラブルに冷静かつ迅速に対応する判断力を鍛えるには最高の環境であるといえます。

その緊張感を乗り越えた先には、患者が目に見える形で回復を遂げていく光景を見届けられる、外科最大の喜びの瞬間が待っています。
手術直後はベッドから動けなかった患者が、日を追うごとに自分の足で歩けるようになり、笑顔で「ありがとう」と退院していくプロセスは、看護の素晴らしさを肌で実感させてくれるものです。
スピード感のある看護スキルを磨きたい方、患者の回復を力強く支えたい方にとって、外科病棟はうってつけの職場となるでしょう。