外科病棟は独特のスピード感と状態の変化が著しい現場です。
内科などと比べると日々の業務のテンポが非常に速く、戸惑うこともあるかもしれません。
その一方で、ここでしか味わえないやりがいや実感も詰まっている場所です。

外科病棟における大きな特徴として挙げられるのが、圧倒的な患者の入れ替わりの早さです。
手術を受けるために毎日のように新しい患者さんが入院され、手術が無事に終わると短期間で退院、あるいは元の生活に戻るための準備へと移行していきます。
そのため、常にベッドが回り続けているような活気があり、看護師にはスピーディーな書類管理や、短時間で患者さんやご家族と信頼関係を築く高いコミュニケーション能力が求められます。

また、手術直後のデリケートな時期を管理するため、容体の急変に対する緊張感が漂っているのも外科ならではの特徴です。
さっきまで安定していた患者の血圧が急に下がったり、突然の不調や痛みを訴えられたりすることも珍しくありません。
一瞬の油断も許されない環境ですが、だからこそ異常をいち早く察知する観察眼や、トラブルに冷静かつ迅速に対応する判断力を鍛えるには最高の環境であるといえます。

その緊張感を乗り越えた先には、患者が目に見える形で回復を遂げていく光景を見届けられる、外科最大の喜びの瞬間が待っています。
手術直後はベッドから動けなかった患者が、日を追うごとに自分の足で歩けるようになり、笑顔で「ありがとう」と退院していくプロセスは、看護の素晴らしさを肌で実感させてくれるものです。
スピード感のある看護スキルを磨きたい方、患者の回復を力強く支えたい方にとって、外科病棟はうってつけの職場となるでしょう。

一口に「外科で働く看護師」と言っても様々です。
外科は脳神経外科、心臓血管外科、整形外科など、様々な専門分野に分かれており、看護師に求められるスキルもそれぞれの職場で変わります。
ただし、てきぱきとした動きと判断が求められる点は、どの科であっても変わりません。
勤務時間中は複数の仕事を同時にこなす柔軟さも求められます。

そんな外科で看護師が働く魅力は、スキルアップがしやすいことです。
手術中は手技で医師をサポートすることも多く、研修などで身につけたノウハウを余すことなく活かせます。
また、患者の多くが手術後には回復して退院していくため、自分の仕事が人の役に立ったと実感できる瞬間が多いのも外科勤務の特徴です。
このように、仕事に対するモチベーションを保ちやすいといった点は外科で働く魅力と言えるでしょう。

看護師の仕事は長時間に及ぶことも少なくありません。
手術が始まる前には様々な準備が必要となりますが、これらの準備を行うのも看護師の仕事の一つになります。
手術が始まれば、看護師も終わるまで帰宅することはできなくなります。
手術はときに10時間以上にも及ぶことがあるため、その間はひたすら働き続けなければなりません。
このように外科に勤務する看護師の現状には厳しい側面もありますが、それだけに勤務時間に配慮している病院も多く、他の科での勤務よりもワークライフバランスが取りやすいといった声も聞かれます。
外科で働くナースは、高いスキルや判断力を求められますが、その分やりがいも大きいのです。
病院の中でも花形的なイメージのある外科勤務に関心のある看護師さんは、ぜひコチラのサイト【http://surgicalnurse.net】も熟読して、詳細をリサーチしてみてくださいね。