ザ・フラッシュ | akaneの鑑賞記録

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DCコミックス原作のヒーローが集結した「ジャスティス・リーグ」で本格的にスクリーンに登場した地上最速のヒーロー、フラッシュを主人公に描くアクションエンタテインメント。

地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレンは、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていた。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガールとともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが……。

 

 






これは面白かったです!

 


あんまり興味なかったんですけど、まぁこういうのも見ておくか、ぐらいのつもりで鑑賞して、大当たり!
色々凄く楽しめたし、爆笑しちゃいました。

2017年の「ジャスティス・リーグ」も見てるんですけど、全然1ミリも覚えてない。。。

フラッシュって世界最速のヒーローだけど、飛ばないんですね。

どこまでも走っていくというのが、なぜかツボりました。

 

 

 

 

ドアタマの病院崩壊シーンで7人の新生児を助ける方法もすっごく面白かった。

 

 

 

 

バリーは子供の頃、母が何者かに殺され、父はその犯人として捕らえられてしまいました。
証拠も見つからないまま、数十年が過ぎ、父は未だ裁判で争っています。
彼が法医学捜査官になったのも、父の無罪を証明する手立てを見つけるため。

 

 


ある日、超高速で移動している際、時間をも遡ることができることを発見しました。
これなら過去に戻って、母を救えるんじゃないだろうか!

 


そう、ほんのささいなこと。
トマトの缶詰をカートに入れるだけ。



しかし、そうして変化してしまったささいな事が、未来を変え、過去を変え、やがてはマルチバースの崩壊に繋がってしまうのです!



時間軸を移動できることに気付いたバリーは、母親がちゃんと生きているかどうかを確かめるため、自分が18歳の時代にワープし、そこで自分自身と出会ってしまいます。

 

 

 


しかもその日は、落雷と薬品を浴びて、自分にフラッシュの能力が宿った日。
この時代のバリーも同じ経験をして能力を取得してもらわないと、未来の自分も力を持たなくなり、元の世界に戻れなくなります。

なんとか研究室に潜り込んだものの、もみ合っているうちに二人とも感電してしまい、未来のバリーは力を失ってしまいます。

 



この2人のバリーをエズラ・ミラーが演じているのですが、まぁ素晴らしい演技力!!!
色々な事情を全部わかっている未来のバリーと、無邪気な18歳のバリーの演じ分けが凄いですね。
この映画の80%ぐらい、エズラ・ミラーは出ずっぱり、しかも二役だから、ハンパないです!!

 

エズラ・ミラーって、ちょっと偏屈というかアブナイ人の役が多いイメージだったんですが、こんなにコメディ巧いんですね~。
なんとか元の世界に戻らなきゃと思うのに、能力を失ってしまって焦りうろたえるバリーと、急に能力を得て舞い上がってしまってはしゃぎまくり、力を巧く使えなくて失敗ばかりする18歳のバリーの掛け合いが、本当に面白いんです。

 

 


そしてこの世界に存在するブルース・ウェインはなんと!マイケル・キートン!!
30年ぶりの初代バットマン!!!

 

 

 


いや~最近はシリアスな映画ばかりでしたけど、やっぱりカッコいいわーーー!
まず、声が素敵よね!!
アクションシーンはもちろん吹き替えとかCGなんだろうけれど、このマスクをかぶった口元。
昔のママじゃないですか~~~

 

 

 

 

 

現在世界のバットマン、ブルース・ウェインはもちろんベン・アフレック。
マイケル・キートンの世界を経て、ラスト、やっと現在に戻ってきて現れたブルースはなんと!!
これはネタバレ無しね。

 

キャーーーーーーこの方が?!?!

 

ってビックリですよ




ベン・アフレックのバットマンといえば、アルフレッドはジェレミー・アイアンズ。
相変わらずイケオジだわーーー。

全然お変わりなく素敵。

大好きなのジェレミー様。

 

 

 



その他、「ジャスティス・リーグといえば!」という豪華メンバーが、嬉しいサプライズ出演で、すっごく楽しめます。

 

 

 


新キャラとしては、スーパーウーマン役のサッシャ・ガジェさんが、とっても良かったですね。
こういうポーズも見事な体幹。

 

 

ともかく「激オコ!」状態で無敵なんですけど、どうやっても助けられない運命みたい。

 

 

 

 

敵キャラは、スーパーマンとも戦った「ゾッド将軍」なんですが

 

 

 

どちらかというと、バリーの成長物語といったところです。

 

 



内容としては、昨今のマーベル同様、こちらも「マルチバース」。
時空を越えたりパラレルワールドの話になると、どれが正解か分からないし、どうしたって辻褄が合わない、ご都合主義な部分は出てきてしまうので、それは致し方ないですかね。




私個人の感想ですが、ここ数年、初代アベンジャーズシリーズが終わってしまったあと、アメコミ実写映画がブレイクしないというか、今一つ面白くないなと思っていたのですが、先日みた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」始め、フツフツと復活しつつあるような気がします。

 

もうやり尽くしたんじゃない?と思われながらも、再度立ち上がってくるアメリカ・エンタメ界の底力ですね。
今後の作品にも期待!

 

 

 

それにしても、日常的にコスチュームを着たヒーローが街を歩いていて、いきなり銃撃戦やカーチェイスが始まる世界観ってのも凄いよね~。