コールドプレイ ブエノスアイレス公演 劇場上映 | akaneの鑑賞記録

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イギリスの世界的ロックバンド「コールドプレイ」が2022年に行ったワールドツアー「Coldplay Music Of The Spheres」の中から、アルゼンチン・ブエノスアイレス公演の模様を劇場上映。

公演時に「Music Of The Spheres Live Broadcast」と題して全世界でライブビューイングされた映像をリミックスおよびリマスターした、ディレクターズカット版で上映される。

2022年10月にアルゼンチンのブエノスアイレスから全世界にライブビューイングされ、大きな成功を収めたコールドプレイの「Music Of The Spheres Live Broadcast」。
コールドプレイの数々の名曲はもちろんのこと、「BTS」のJINが同バンドとコラボレーションしたソロシングル「The Astronaut」のライブ映像や、多数の未公開映像、バックステージのドキュメンタリーやインタビュー映像も盛り込まれる。

 

 



昨年のライブビューイングは予定が合わず断念したのですが、劇場上映が決定!!さっそく見に行ってきました!

 

一言でいうと…







ですね。
もうメチャメチャ愛が溢れていました。

ライブの最後にも BELIEVE IN LOVE って出てました。

 



なんていうのかな、クリスから放たれる物凄いポジティヴなエネルギーに圧倒されるというか包まれるというか。
コールドプレイのライブを観るのは初めてだし、そんなに知ってる曲がたくさんあるわけではないんですけど、何度も泣きました。

 

 

 


クリスはとても誠実で情熱的な人柄で知られていて、周りの人からも「知的でユーモアに富み、才能はもちろんのこと、クリスの圧倒的な優しさ、率直さ、謙虚さにはいつも驚かされる」と語られる人。

 


スクリーンを通してでも、彼の一挙手一投足の全てに嘘がないんです。

 

フロントマンとして客席を盛り上げ

 

 

ピアノを弾き

 

 

ギターを弾き

 

 

その情熱とパワーが降り注いでくる感じ。


ブエノスアイレスでの公演ということで、MCではかなりスペイン語も流暢に話していました。



メンバー4人はユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの学生寮で出会いました。
1997年にバンドを結成し、複数回の改名を経て1998年にデビュー、2000年にデビューアルバムをリリース。

 

 


バンドのメンバー3人、ぶっちゃけ言うとやや地味な感じではあるんですが、凄く幸せそうな表情でプレイしているんですよね。
お互い信頼しあっている雰囲気が一杯で、とても安心感があるんです。

 

大学で知り合ったメンバー4人、25年間大きなトラブルもなく、メンバーチェンジもなく、これまでリリースしたアルバム9作全てが全英アルバムチャートで1位を獲得していて、第一線で活躍し続けられるって本当に奇跡じゃないですか。




2016年から2017年まで開催された前回のツアー『A Head Full of Dreams Tour』では、興行収益5億2303万ドル以上、総動員数538万9586人となり、「史上最も成功したコンサートツアー」で当時の3位にランクインしたそうです。

なんかもう、桁外れすぎて良くわからんけど。

 

 

今回、8度目のコンサートツアーとなる『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ワールド・ツアー』は、2022年3月にコスタリカのサンホセで始まったのですが、すでにそれを上回るペースで開催されています。

 

2022年10月に行われたこのブエノスアイレスでの公演はなんと10日間!!
8万人収容のサッカースタジアムで10days完売ですって!!

凄すぎ。

これだけで60万人以上動員ですからね。

 

でも、それだけの人々を感動させ熱狂させるのもよく分かります。

本当に素晴らしいライブです。


 

 

 


カラフルな照明、パペットの登場、花火!

そして物凄い量の紙吹雪!!

 

 

 

 

 

コンサートでのLEDリストバンドの普及もコールドプレイが始めたそうです!

 

 

 

 

 

 

もちろん、曲も演奏も全て素晴らしいクォリティ!
様々な演出を凝らしていて、ラテン系だから観客のテンションも爆発。


海外公演ですから、もちろんスマホOKでみんな撮影してるし、物凄い盛り上がりなんですが、「A Sky Full of Stars」の時、クリスが途中で演奏をやめて

 

 


この曲だけは

デジタル機器を使わないようにしよう
画面を通さず

君たちの目で

君たちの魂で

直接この曲を感じてほしい

 

 


って言って、全員のスマホを下げさせたんです。
そして再開した時のさらなる盛り上がり!!
感動!!泣!!

 

 

 

 

 

 


日本は、今もライブ会場ではスマホ禁止で「遅れてる」と言われますが、やっぱりスマホで撮影しているとそっちに気を取られると思うんですよ。
一期一会、今日この時だけのステージに集中するというか、「目に焼き付ける」っていうのかな。
そういう意味では、スマホ禁止もあながち間違いでもないかと。
 

 


次々に繰り広げられるコールドプレイの世界観に酔いしれた最後の最後、JIN君の登場です!!

 

 


ここまでどっぷりコールドプレイの音楽に浸った上で『The Astronaut』を聞くと、感激もひとしお。
もう号泣でした。

 

 

 

 






その他のゲストミュージシャンとしては、H.E.R.が大半の日程のサポートし、各国で様々なアーティストが参加しているようです。

この日のライブでは、イラン人女優のゴルシフテ・ファラハニが登場して、抗議活動のアンセムとなっている曲「Baraye」を披露しました。(イランでは政府の基準に従ってヒジャブを着用しなかったとして「道徳警察」に首都テヘランで逮捕された22歳の女性マフサ・アミニが死亡したことを受けて、抗議活動が行われています)




彼らは環境問題にもかなり色々と取り組んでいて、下記のようなシステムを提供しています。

コールドプレイは、同ツアーを可能な限り地球環境に配慮したサステナブルなものにするため、すべての公演で100%再生可能なエネルギーを使用し、彼らの2016~2017年のワールド・ツアーと比較し二酸化炭素などの排出量を50%削減すると発表した。

また、チケットが1枚売れるごとに、1本の木を植えることを誓った。

プレス・リリースによると、各会場に太陽光発電設備、廃食用油を含む再生可能エネルギー源が装備される。またスタジアムのフロアには運動エネルギーのタイルとファンの力で動くバイクが設置され、モバイル充電式バッテリーに蓄えられたエネルギーを使用する史上初の公演となる。

また、コールドプレイは公式ツアー・アプリを通じて、ファンに会場まで二酸化炭素の排出量が少ない交通機関の利用や移動を呼びかけており、利用者には会場での割引が提供される。

さらに、すべてのグッズがサステナブルで倫理的な方法で製作されることを約束し、ペットボトルの使用を削減するために、各会場で飲料水が無料で提供される。





「Screen X」はあまり好きではないのですが、今回は後方の良いところで座席が取れたので、没入感がありました。

 

 

 

1つ難点としては、ドローン撮影が非常に速いスピードで旋回したりグイーンって走行したりするので、そういうのに弱い人は酔うかも。
もうちょっと落ち着いた映像でもいいのに、とは思いました。


あまり長い期間は上映しないと思われますので、皆様お時間があれば是非!