1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛されるロバート・A・ハインラインの名作SF小説「夏への扉」を映画化。舞台を日本に移して再構築し、人生のすべてを奪われた科学者が時を超えて未来を取り戻す姿を描く。
1995年、東京。ロボット開発に従事する科学者・高倉宗一郎は、亡き父の親友だった偉大な科学者・松下の遺志を継ぐプラズマ蓄電池の完成を目前にしていた。愛猫ピートと松下の娘・璃子との穏やかな日常の中で、研究に没頭する宗一郎だったが、信頼していた共同経営者と婚約者に裏切られ、自身の会社も開発中のロボットや蓄電池もすべて奪われてしまう。さらに宗一郎は人体を冷凍保存する装置・コールドスリープに入れられ、2025年の東京で目を覚ます。
監督は「坂道のアポロン」「フォルトゥナの瞳」の三木孝浩。
中学生の頃、両親を亡くした高倉宗一郎は、1匹の猫を拾います。
ピートと名付けた猫と宗一郎は、父の友人であった科学者、松下に引き取られました。
そこにはまだ幼い璃子がいて、一家4人、楽しく温かく暮らしていましたが、松下夫妻も事故で亡くなってしまいます。
数年後、義父の松下博士と作り上げたロボットの技術は高く評価され、
27歳の宗一郎(山﨑賢人)は若き天才学者として会社も順風満帆、璃子(清原果耶)と二人で暮らしながら研究に没頭していました。
しかし、恋人の白石 鈴(夏菜)と
共同経営者である叔父の松下和人(眞島秀和)
に裏切られ、全ての研究データを奪われた挙句、コールドスリープ装置(冷凍保存)に入れられてしまいます。
30年後の2025年に目覚めた宗一郎は、会社も株券も全て失い、無一文である現実を突きつけられます。
そして愛する妹、璃子も亡くなっていました。
失意のどん底に落ちながらも、叔父と白石の陰謀を暴き、この30年に何が起こったのかを、コールドスリープからの復帰をケアする介護ロボットのピートと共に調べ始める宗一郎。
そしてとうとう、たどり着いた重大な真実!
一言で言うと「ええ話やなぁ」ですね。
タイムスリープ物は、どうしても突っ込んで考えると矛盾が湧いてきてしまいますが、そこはもう「ええ話」ということで丸く収めましょう(笑)
1995年と2025年の描き方、建物や小物などのセットも、とても良くできていたと思います。
未来の設定である2025年は、もうすぐそこです。
現金が一切使えない(紙幣や硬貨は無価値)とか、タクシーは全て無人で自動運転。
その兆しはありますが、あと4年でここまで行くのは難しいかもしれませんね。
未来で出会う重要人物である佐藤太郎(原田泰造)が、あまりにも良い人過ぎてちょっと嘘くさいですけどね。
まぁ、彼のおかげで全てが巧く運び、最後はハッピーエンドなので、安心してお楽しみください。
ラストに向けて、一気に進んでいく流れは爽快です。
山崎君は、失意のどん底から這い上がってくる若者がピッタリです。
そういう役、多いよね。
相変わらず童顔だけど、大人の雰囲気も出てきて、なかなか良い感じでした。
もうちょっと、声に表情があるといいんだけどな~。
璃子役の清原さんも演技巧いですよね。
もう「国民の妹」ってぐらい、妹キャラが素晴らしい。
今作では本当の兄妹ではありませんから、ほのかな恋心も胸に秘めていて、切ない感じも良かったです。
藤木さんのロボット、結構ハマってました。
クールなだけじゃなく、ターミネーター的な働きもするんですよ!!
夏菜さん、キャリアウーマンな落ち着いた演技がとても大人っぽくて綺麗で、「お~~こういう役もいいね!」と思っていたら、やっぱり最後はキレキャラだった(笑)
でもなんといっても!!最優秀賞は猫のピートですよ!!!
もうね、メッチャ演技巧いよ!
実は「未来から来た猫型ロボット」ってオチなのかと思っちゃった。
だって藤木さん演じる介護ロボットの名前がピートだったし。
それぐらい素晴らしい演技です。
猫ってあんなに大人しく座っていたり、必要な方向に目線を送ったり、様々な表情で語ったりできるものかしら??
厳選なるオーディションで選ばれたのは、アメリカンショートヘアのベテラン俳優猫、2匹。
寄りの表情担当「パスタ」と、アクション担当の「ベーコン」によって演じられているそうです。
本当に可愛かったです!













