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梅ジュースが体に悪いといわれる理由
色々調べてみたところ、梅ジュースが体に悪いといわれる原因としては
・氷砂糖を多く使っているから
・食中毒の恐れがあるから
・市販の梅ジュースには食品添加物が含まれているから
というのが主な原因のようです
氷砂糖を多く使うから
梅ジュースは梅シロップを水や炭酸水で薄めて作ることが多いのですが、このシロップは青梅を大量の氷砂糖に漬けて作られています。
1日に大量に飲むと肥満や過剰な糖分摂取に繋がり、健康への悪影響をもたらす可能性があります。一般的には梅ジュースを1日に1杯程度飲むのが推奨されているようですね
また、胃の調子が悪い時は、炭酸で割ると胃痛を引き起こすことがあるため、水で薄めて飲むのがおすすめです
食中毒の恐れがあるから
自家製の梅ジュースは、容器の殺菌不足や保存状態の悪さによってカビが生えたり腐ったりすることがあります。
・白カビが浮いていたり、青カビ・黒カビが発生している
・梅に白い点々がみられる
・強い酸味や苦みがある
・刺激臭やカビ臭がする
という変化がみられる場合は傷んでいる可能性が高いです
下痢や腹痛などの食中毒を引き起こすこともあるため、飲まずに廃棄するようにしましょう。
市販の梅ジュースには食品添加物が含まれているから
市販の梅ジュースや梅シロップには
・味や香りを良くする甘味料
・色を良くする着色料、発色剤
・品質を保つ保存料や防カビ剤
などが含まれています。
これらの添加物は、少量では問題ありませんが、大量に摂取すると健康に影響を及ぼす可能性があります。気になる方は購入前にパッケージを見て添加物が少ない梅ジュースを選びましょう。
梅ジュースの効果とおすすめの飲むタイミング
先ほど梅ジュースを一度にたくさん飲むと健康に悪影響を及ぼすこともあるとお伝えしましたが、梅には身体に良い栄養素であるクエン酸、ビタミンE、カリウムなどがたくさん含まれているので、疲労回復や夏バテにはとても効果的です
ここでは梅ジュースの効能とおすすめの飲むタイミングをご紹介していきます!
梅ジュースの効能
◆ 疲労回復 ◆
梅シロップに使われる梅には、疲労を回復させるクエン酸が含まれています。
このクエン酸は、疲労物質である乳酸を過剰に生成されるのを抑える作用があり、またエネルギーを生み出す効果もあります。
◆ 血液をサラサラにする ◆
梅に含まれるクエン酸は、血液をサラサラにする効果があります。血液がドロドロになると、血管が詰まり、動脈硬化の原因となる可能性があります。
梅は酸性の食品ですが、体内に入るとクエン酸によってアルカリ性に変わります。梅シロップを摂取すると、クエン酸が酸性を中和し、体のpHを弱アルカリ性に保つことが期待されるのです。
◆ むくみ対策 ◆
梅に含まれるカリウムは細胞内の液体バランスを調整し、一定に保つ役割があります。カリウムはナトリウムを排出する作用も持っており、そのためむくみの予防にも役立ちます
長時間同じ姿勢でいる人はむくみやすい傾向があるので、適切なカリウム摂取が重要です。
◆ 美肌・エイジアンチング ◆
梅に含まれるクエン酸は、胃腸の働きを整える効果があり、その結果便通が改善され、美肌効果も期待できます。また、血液をサラサラにする作用で体内に摂取した栄養が効率良く全身に行き渡ります。肌の新陳代謝に必要な栄養がしっかりと補給されることで、シミやシワ、くすみなどの肌トラブルが予防されるのです。
更に、梅にはビタミンが豊富に含まれている他、ポリフェノールの一種である「リオニレシノール」という抗酸化物質も含まれています。血管を弱くする活性酸素を除去する働きがあるため、エイジングケアにも効果的と言えます。
▼スッキリとした味で夏にピッタリな梅ジュース
香料・酸味料・着色料などの食品添加物は一切使用していないので安心です
おすすめの飲むタイミング
梅ジュースは、基本的にいつでも飲んでもいいのですが、栄養成分の吸収・消化が良くなるので、朝食や昼食の時に飲むと良いでしょうし、食後に一杯いただくのもおすすめです。
また、疲労回復効果もあるので、運動の後に飲むのも効果的です
◆ 空腹時や就寝前に摂取する場合は控えめに ◆
梅シロップは、体内でアルカリ性に変化する性質があるため、空腹の時に大量に摂取すると胃に負担をかける可能性があります。
また、就寝前に摂取すると、唾液の分泌が少なくなり、梅の酸性によって歯が溶けやすくなる可能性があるため注意が必要です。
梅シロップを作る際のポイント
市販されている梅ジュースやシロップも手軽で美味しいのですが、手作りするのも出来ていく過程がみられて楽しいですよね
ここでは梅シロップを作る手順とコツをご紹介していきます
梅シロップの作り方
- 瓶を消毒して乾燥させる
少量をつける程度の小さな瓶なら鍋で煮て煮沸消毒でOKです。煮沸の難しい大きな瓶の場合は食品用のアルコールスプレーで消毒します。消毒が終わった後は水分をふき取り瓶の口を下にして完全に乾燥させましょう
- 青梅を洗ってアク抜きをする
青梅を傷がつかないように丁寧に洗います。洗い終わったら一度水を変えて1~2時間程度水に浸してアク抜きをします。
※冷凍梅や完熟梅はアク抜きはしなくても大丈夫です
- 青梅の水分をふき取る
青梅のアク抜きが終わったらタオルで水分をふき取ります。水分が残るとカビの原因にもなるので、表面のしっとり感がある場合は並べて完全に乾燥させるのもおススメです。
- へたを取る
水分がふき取れたら梅の実を傷つけないようにへたを竹串でそっと取ります。竹串で軽くつつくとポロっと簡単に取れてきますよー
- 梅の実と氷砂糖を交互に入れる
瓶の底に梅の実を入れ、その上に氷砂糖を入る、といった具合に交互に詰めていきます。梅の実を傷つけないように丁寧に入れていきましょう
- 冷暗所で保存する
瓶に入れ終わったら直射日光のあたらない冷暗所で保存します。
1週間から10日ほどで砂糖が完全に溶け切ります。
砂糖が溶けるまでに時間がかかってしまうと発酵が進みアルコール度数が高くなってしまうので、砂糖が早く溶けるように毎日2、3回は瓶を揺するようにしましょう。
梅シロップ作りにピッタリの無農薬青梅
梅シロップを作る際の注意点
◆しわしわになった梅の実は取り出す◆
梅の実は1か月くらいするとエキス抽出が終わってしわしわになります。
梅の実は常在菌や酵母の働きによって発酵して泡が発生したり、ふたを開けた時にガスが抜けたような音がすることがあります。
梅の実の発酵を抑えるためにもしわしわになった梅は取り出すようにしましょう
※一度冷凍した梅や完熟梅を使った場合はしわしわにならないこともあります。その場合も1か月から1か月半を目安に取り出すといいでしょう
◆ 青梅をそのまま食べない ◆
青梅にはアミグダリンと呼ばれる毒素が含まれています。この毒素が体内に摂取されると頭痛や発汗、めまい、けいれんなどの中毒症状が見られる可能性があります。加工前の青梅は絶対に食べないようにしましょう
なお、完熟している梅やお酒・砂糖などで漬けた青梅は、加工される段階で徐々に無毒化されていくので食べても問題はありません
◆ 氷砂糖と梅の割合は1:1で作る ◆
梅シロップを作る際には氷砂糖と梅の割合を、なるべく1:1に近づけて作るようにしましょう。砂糖には防腐作用があり、砂糖を減らすとカビが生える場合があります。さらに青梅と氷砂糖は、交互に重ねて入れていくのがポイントです。同量の氷砂糖を入れることで青梅から水分がしっかり出ると、瓶の中で発酵するリスクが減ります。
甘い梅シロップが苦手な人でも、梅1に対し氷砂糖を0.7~0.8にするのが原則です。その場合は保存期間が短くなると想定し、早めに飲みきりましょう。
まとめ
梅ジュースが体に悪いといわれる理由は
・氷砂糖を多く使っているから
・食中毒の恐れがあるから
・市販の梅ジュースには食品添加物が含まれているから
という3つが理由のようです
ただ、梅ジュースにはカリウムやクエン酸、ビタミンなどの体にいい栄養素もたくさん含まれており、1日に1杯程度飲むのであれば、体にいいとも言えるでしょう
市販品を購入する場合は、なるべく添加物が少ないものを選ぶのもおススメです