|
|
納豆がネバネバしない時に考えられる原因
納豆がネバネバしない原因は、必ずしも傷んでいるというわけではないので、食べられる場合も多々ありますいくつか原因をまとめてみたので当てはまるかどうかチェックしてみてくださいねー(*'▽')
お酢を混ぜたから
納豆にお酢を混ぜると、納豆の健康効果とお酢の健康効果がダブルで得られるとして、『酢納豆』が一時期話題になりました。酢納豆は、納豆にお酢を入れて混ぜるだけの簡単な食べ方ですが、お酢を入れることで納豆の粘りが減少するという効果があります。
これは、お酢の酸性が納豆菌の働きを弱めることで、納豆のタンパク質が分解されにくくなるからです。納豆のネバネバが苦手な人には、酢納豆がおすすめの食べ方として紹介されていますが、粘りが減るのを知らないと「納豆がネバネバしない」と不安になるかもしれませんね。
酢納豆を食べるときは、お酢の量や種類によって味が変わるので、自分の好みに合わせて調整してみてくださいね
冷凍や加熱をしたから
納豆は、長期保存のために冷凍することがありますが、冷凍すると納豆のネバネバが少なくなります。納豆菌は寒さに弱く、冷凍庫から出してすぐは冬眠状態で活動していないからです。
納豆菌が活動しないと、納豆のタンパク質が分解されず、グルタミン酸が生成されません。グルタミン酸は、納豆のネバネバの主成分です。納豆菌は冬眠することはあっても死滅することはないので、解凍して常温に戻せば納豆のネバネバは復活します。
また、納豆を加熱した場合もネバネバが少なくなります。これは、タンパク質が加熱によって凝固することで、粘りが分離するからです。納豆が苦手でも、納豆チャーハンや納豆オムレツなら食べられるという人が多いのは、納豆のネバネバが少なくなって食べやすくなるからかもしれないですね
もともと粘り気のない納豆だった
納豆といえば、ネバネバと糸を引くイメージがありますが、最近では粘り気のない納豆も市販されています。この納豆は、『豆乃香』という名前で、さまざまなメーカーから販売されています。
通常の納豆よりも25%糸引きが少なく、パラパラとした食感が特徴です。粘り気のない納豆は、納豆菌の種類や発酵の温度や時間を調整することで作られているそうです。納豆がネバネバしないと思ったらパッケージに『豆乃香』と書かれているかどうかを確認してみてくださいね。
雑菌が入ってネバネバしない
雑菌が納豆に入ると、納豆菌の働きを妨げたり、納豆のタンパク質を分解したりすることで、納豆のネバネバが失われます。また、雑菌が入ることで、納豆の品質や安全性も低下します。
・開封している
・一度箸をつけている
・賞味期限が切れている
といった状態の納豆は雑菌が入ってしまったためにネバネバしない可能性があります。
この項目に当てはまる場合は、後述している『傷んだ納豆の見分け方』も参考に慎重に判断するようにしてみてください
ネバネバしない納豆は食べられる?
ネバネバしない納豆は、ネバネバしない理由が『納豆の中に雑菌が入り込んだ』わけでなければ食べても問題ありません。
粘り気のない納豆や、お酢を混ぜた納豆や、冷凍や加熱した納豆は、納豆菌の働きが変わっただけで、納豆の栄養や味は変わりません。
粘り気のない納豆は、サラダやスープに入れて食べると、パラパラとした食感が楽しめます。お酢を混ぜた納豆は、さっぱりとした味わいが好みの人におすすめですね冷凍や加熱した納豆は、炒め物や卵料理に合わせて食べると、ふわふわとした食感が楽しめます。ネバネバしない納豆も、自分の好きな食べ方で楽しんでくださいね。
傷んだ納豆の見分け方
納豆がネバネバしないときは、雑菌が入っている可能性があります。雑菌が入ると、納豆は腐敗の過程に入ります。腐敗した納豆は、食べると食中毒や腸内細菌の乱れなどの健康被害を引き起こす恐れがあります。納豆が傷んでいるかどうかを見分けるには、以下のようなポイントに注意してください。
- 納豆が全体的に黒っぽく変色している
- 納豆が水っぽくなって糸をひかない
- 鼻にツンとくる酸っぱいにおいがある
- 強いアンモニアのにおいがする
- 納豆そのものの形が崩れている
- カビが生えている
これらの異変がある納豆は、食べないで廃棄しましょう
納豆を食べるときは、賞味期限や保存方法にも気をつけてくださいね。
まとめ
納豆のネバネバには、納豆菌の働きが大きく関係しています。納豆の種類や食べ方によって、納豆のネバネバが変わることがあります。粘り気のない納豆や、お酢を混ぜた納豆や、冷凍や加熱した納豆は、納豆菌の働きが変わっただけで、納豆の栄養や味は変わりません。
一方、納豆がネバネバしないときは、雑菌が入っている可能性があります。雑菌が入ると、納豆は腐敗の過程に入り、食べると健康被害を引き起こす恐れがあります。納豆が傷んでいるかどうかを見分けるには、色やにおいや形などに注意してください。
納豆を食べるときは、賞味期限や保存方法にも気をつけてくださいね。納豆は、健康にも美容にも良い食品なので、ぜひ毎日食べてくださいね。