|
|
なめたけにお酢が入っている理由
なめたけはエノキをしょう油や砂糖などで煮詰めたもので、瓶詰めで売られていることが多いですが、実は自宅で作ることもできます。その際に必要なのがお酢です。
お酢を入れることで市販品のなめたけの味に近づけることができるからです。
市販品のなめたけの原材料を見ると、酢が含まれていることがわかります。特に米酢を使っているものが多いです。酢の表記がなくても、酸味料やクエン酸などで酸味が加えられているものがほとんどです。
なめたけにお酢が入っている理由としては
・保存性を高めるため
・味をまろやかにするため
の2つの理由が考えられます
殺菌力と防腐効果
お酢には殺菌力や防腐効果があります。なめたけはエノキを煮詰めたものなので、保存性が低いです。お酢を入れることで、なめたけの品質を保ち、長く保存できるようになります。
味をまろやかにする
お酢には味をまろやかにする効果があります。お酢というと、酸っぱいイメージが強いですが、
・塩味を引き立てる
・臭みを消す
・甘味や旨味を加える
・味をまろやかにする
という効果があります
なめたけはエノキのクセやえぐみを抑え、ほんのり甘くてやさしい味に仕上げることができます。お酢はなめたけにとって欠かせない調味料なのです。
お酢を入れる前後で味の違いを感じてみてください。お酢を入れると、なめたけがスッキリとして、それでいて華やかでまろやかになりますよー( *´艸`)
なめたけにおすすめのお酢の種類
お酢にはさまざまな種類がありますが、なめたけにおすすめなのは米酢です。米酢はお米から作られたお酢で、甘味とまろやかさが特徴です。なめたけにはこの米酢がぴったり合います。お米が原料なので、ごはんとの相性も抜群です。ごはんのおともになめたけを食べるときは、米酢を使ってみてください。
もちろん、米酢以外のお酢でもなめたけは作れます。お手元にあるお酢で作っても大丈夫です。ただし、お酢の種類によっては、酸味が強かったり、色が濃かったりするので、注意してください。酸味が強いお酢は分量を少なめにしたり、水で薄めたりして調整するのがおすすめです
色が濃いお酢はなめたけの色に影響するので、見た目が気になる方は避けた方がいいかもしれません。
お酢の種類によっては、なめたけの味に変化をつけることもできます。例えば、りんご酢やぶどう酢などの果物酢は、なめたけにフルーティーな風味を加えます。黒酢や梅酢などの発酵酢は、なめたけにコクや深みを加えます。お好みに合わせて、お酢の種類を変えてみるのも楽しいですね(*'▽')
手作りなめたけのレシピと保存方法
手作りなめたけはとても簡単に作れます。市販品と同じ味にするには、お酢を入れることがポイントです。ここでは、お酢ありの手作りなめたけのレシピと保存方法を紹介します。
【材料】(2人分)
・えのき・・・200g
・A)しょう油・・・大さじ2
・A)酒・・・大さじ2
・A)みりん・・・大さじ2
・A)砂糖・・・大さじ1
・酢・・・小さじ2
※米酢でなくてもお手元にあるお酢でok
【作り方】
- えのきは根元を切り落とし、2~3cmの長さに切る。
- 鍋にえのきとAの調味料を入れ、中火にかける。時々混ぜながら、とろみが出るまで煮る。約5~6分。
- 火を止めて酢を加え、ひと混ぜする。熱いうちに器に盛るか、保存容器に入れる。
【保存方法】
手作りなめたけは、冷ましてから冷蔵庫に入れて保存します。日持ちは4~5日程度です。冷凍保存もできます。冷凍用の保存袋に入れて、冷凍庫で1ヶ月ほど持ちます。食べるときは自然解凍してください。
手作りなめたけは、市販品と同じように大根おろしや卵と合わせて食べたり、サラダやお味噌汁に入れたりすることができます。
また、アレンジレシピとして、チーズやベーコンと一緒にオーブンで焼いたり、カレー粉やチリパウダーでスパイシーに味付けしたりするのもおすすめです。なめたけのぬめりとチーズのとろける感じや、なめたけの甘さとスパイスの辛さが絶妙にマッチします。
まとめ
なめたけにお酢を入れる理由は、市販品の味に近づけることと、殺菌や防腐、味のまろやかさの効果があるためです。
お酢の種類によっては、なめたけの味に変化をつけることもできます。米酢がなめたけにおすすめのお酢ですが、お好みで他のお酢を使ってみてもいいですね。
手作りなめたけは簡単に作れて、保存もできます。市販品と違って添加物もなく安心です。なめたけの魅力を再発見して、秋の味覚を楽しみましょう。