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カニの味噌汁は、冬の定番の鍋料理の一つですねー
カニの旨味がたっぷりと溶け込んだ味噌汁は、体も温まりますし、栄養も豊富
でもカニの味噌汁を家で作るときに、気になるのが生臭さ
お店で食べるときは、カニの風味がしっかりと感じられるのに、家で作るとなんだか臭くて食べられないと感じることがたまにあります(´・ω・)
そこでこの記事では、
・カニの味噌汁の臭みの原因と対策
・カニの味噌汁に合う具材
・カニの殻を使った出汁の作り方
について調べてまとめてみました
良ければ参考にしてみてくださいねー(*'▽')
カニの味噌汁の臭みの原因と対策
カニの味噌汁の臭みの原因は、カニや魚介類に含まれるトリメチルアミンという物質です。トリメチルアミンは、魚介類が水揚げされてから時間が経つと、魚のタンパク質が分解されて生成されます。
トリメチルアミンは、揮発性が高く水に溶けやすいので、空気中や水中に広がって生臭さを感じさせます。また、アルカリ性の物質なので、酸性の物質と反応すると、中和されて揮発しにくくなります。
加熱すると揮発しやすくなるので、熱湯をかけると臭みを落とすことができます。カニの味噌汁の臭みを抑える方法は、以下の通りです。
カニを水で5分ほど浸す
水に溶けたトリメチルアミンが流れ出ます。
カニをお湯でさっと湯がく
トリメチルアミンが揮発します。生きているカニは1分、冷凍のカニは3分程度が目安です。
カニを水と白だしと生姜を入れたお湯でさっと湯がく
白だしと生姜がトリメチルアミンと中和し、臭みを消します。生きているカニは1分、冷凍のカニは3分程度が目安です。
カニを水と酒を入れた鍋で加熱する
酒がトリメチルアミンと中和し、臭みを消します。アクは必ず取ります。生きているカニは5分、冷凍のカニは10分程度が目安です。
これらの方法は、少し手間がかかりますが、カニの味噌汁の臭みを抑える効果があります。カニを洗いすぎると、旨味成分も流れてしまうので、ほどほどに洗うのがポイントです。
もし、洗わずに調理して、鍋をのぞいたらゴミが気になってしまった場合は、一度こしてから使うのがおすすめですよー
▼刃が細身で脚に入りやすく、身も崩れにくく綺麗に向ける蟹ばさみ
カニの味噌汁に合う具材の紹介
カニの味噌汁には、カニの風味を引き出す具材や、臭み消しになる具材がおすすめです。ここでは、カニの味噌汁に入れるといい具材をいくつか紹介します
ネギ
ネギには、硫化アリルという臭みを消してくれる成分が含まれています。青い部分も白い部分もどちらも使えますが、白い部分のほうが食べやすいという人が多いかもしれませんね
大根
大根はカニの旨味を吸ってくれるのでおすすめです。味が染みた大根はおいしいですよね
白菜などの甘みがでる野菜は、カニの味噌汁にはあまり向いていないので入れない方がいいかもしれません
かいわれ大根
かいわれ大根の辛味がアクセントになり、見た目もよくなります。シャキシャキとした食感を残したいのであれば、最後に入れるといいですよ。
ショウガ
ショウガにも消臭効果があるため、いろいろな料理で臭い消しによく使われています。生のショウガをスライスして1、2枚入れるか、なければチューブのおろしショウガを使っても大丈夫ですよ
豆腐
豆腐はカニの味噌汁には欠かせない具材ですね
豆腐はカニの旨味と味噌のコクをよく吸ってくれますし、食感もやわらかくておいしいです。木綿豆腐・絹ごし豆腐のどちらでも使えますが、木綿豆腐のほうが崩れにくいですよ
わかめ
わかめはカニの味噌汁にもよく合います。わかめには、カルシウムやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていますし、色も緑で鮮やかです。
乾燥ワカメを水で戻してから使うか、生のワカメを洗ってから使います。最後に入れると色が鮮やかに保たれますよ
以上がカニの味噌汁に入れるといい具材です。他にも海苔やしめじなどもおすすめですので、お好みで入れてみてくださいね。
カニの殻を使った出汁の作り方
カニを食べた後に残ったカニの殻は捨ててしまう方が多いと思いますが、いい出汁がででおいしくできるので、実は捨ててしまうのはもったいないのです
カニの殻は、カニの旨味や香りがたっぷりと詰まっていますので、出汁にすると、カニの味噌汁の風味がぐんとアップします。作り方をご紹介しますね。
- カニの殻をトースターやグリルで焼くか、フライパンで軽く煎る。これにより、香ばしさがでておいしく仕上がります。焼き過ぎて焦がさないように注意してくださいね。
- 焼いた殻をキッチンバサミで切る。特に脚の付け根を切るといい出汁がでます。
- 鍋にカニの殻と殻がヒタヒタになるくらいの水、昆布、酒を少し入れて、中火で熱する。
- 沸騰したら弱火で15分~30分ほど、アクを取りながら煮込む。
- 粗熱が取れたら、ザルなどでこすと、カニの殻の出汁が完成です。
この出汁を使って、カニの味噌汁を作ると、お店のような本格的な味になりますよカニの殻の出汁は、冷蔵庫で2~3日、冷凍庫で1ヶ月ほど保存できますので、作り置きしておくと便利ですね
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そのまま食べてもお味噌汁にしても絶品
美味しい日本四大カニ
そのまま食べても、焼いても鍋にしても美味しい蟹ですが、いろんな種類があってどれを選んだらいいか悩みますよねー
そこでここでは『日本四大カニ』と呼ばれる代表的なかにの種類と特徴をご紹介していきます
身入りの良さと上品な甘みが魅力!『ズワイガニ』
ズワイガニは、その繊細で甘みのある肉質が魅力の海の幸です。
豊かな海で育まれたズワイガニは、旨味が詰まった脚肉と濃厚なカニ味噌が特徴で、食卓を豪華に彩ります。特に冬季に旬を迎えるため最も美味しい時期に食べると、その味わいは格別です。
茹でるだけでなく、刺身、焼きガニ、カニ鍋など多彩な料理方法が楽しめるのもズワイガニの魅力。さらに、カニの殻をむく楽しみも一興で、家族や友人と囲む食卓では会話が弾むこと間違いなしです( *´艸`)
太い脚とボリューム感が魅力!『タラバガニ』
タラバガニは、その圧倒的なボリュームと甘みのあるジューシーな肉質が特徴のカニの王様です。特に大ぶりな脚肉は一口食べれば、口いっぱいに広がる旨味と贅沢感に驚かされます。豊かな風味と食感は他のカニとは一線を画します。
シンプルに茹でてそのまま食べるのはもちろん、グリルやバター焼き、カニしゃぶなど、多彩な料理方法で楽しめます。また、その見た目の豪華さから、お祝いの席や特別なディナーにもぴったりです。
濃厚中に味噌が楽しめる『毛ガニ』
毛ガニは、その濃厚なカニ味噌と繊細な身が特徴のカニです。特に北海道産の毛ガニは、その品質と味わいの高さから、多くのカニ好きに愛されています。カニ味噌の風味が豊かで、身は甘みと旨味が詰まっており、口に入れた瞬間に広がる贅沢な味わいは格別です。
茹でたての毛ガニは、カニ味噌と身を一緒に楽しむことで、その本来の美味しさを堪能できます。また、カニ汁やカニ鍋、さらにはカニグラタンなど、多彩な料理方法で楽しむことができ、食卓を華やかに彩ります。
独特の風味が魅力の幻のカニ『花咲カニ』
花咲カニは、その独特な風味と豊かな味わいで、他のカニとは一線を画す希少な海の幸です。北海道の一部地域でしか獲れないため、その希少価値も魅力の一つです。花咲ガニの身は、しっかりとした弾力があり、噛むほどに広がる甘みと旨味がたまりません
特に茹でたての花咲ガニは、そのまま食べるのが一番の贅沢。カニの甘みと風味をダイレクトに味わうことができます。また、カニ味噌の濃厚なコクも絶品で、カニ味噌をたっぷり使った料理や、甲羅焼きもおすすめです
まとめ
カニの味噌汁は、カニの風味が感じられておいしいですが、家で作るときには生臭さが気になることがあります。この生臭さの原因は、カニや魚介類に含まれるトリメチルアミンという物質です。
この物質は、水に浸したり、お湯でさっと湯がいたり、料理酒やお酢などを使ったりすることで、臭みを抑えることができます。また、カニの味噌汁には、ネギや大根、かいわれ大根、ショウガなどの臭み消しになる具材がおすすめです。
さらに、カニを食べた後に残ったカニの殻を使って、香ばしい出汁を作ることもできます。カニの味噌汁を作るときは、このような方法を参考にして、臭みを抑えておいしい味噌汁を楽しみましょう。
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