お風呂上りや洗顔後に水分を素早く吸収してくれる、マイクロファイバータオルは一度使い始めたらやめられませんよね( *´艸`)
でも、使い続けていると「水吸わない」と感じることがよくあります
実は、マイクロファイバータオルは細い繊維でできており、摩擦や熱に弱いためダメージを受けやすいんです
そこで今回は、マイクロファイバータオルの特徴や、水を吸わなくなる原因や対処法、吸水力の低下を防ぐ方法などを詳しく解説します。
マイクロファイバータオルを長持ちさせるために、ぜひ参考にしてくださいね。
マイクロファイバータオルとは?
メリットとデメリットを知ろう
マイクロファイバータオルは、ナイロンやポリエステルなどでできた合成繊維で作られています。繊維が非常に細いため、タオルにすると柔らかさを感じられます。
また、繊維の表面に人の目では確認できない細かな凹凸があるのもマイクロファイバーの特徴です。繊維の凹凸が水分を一気にキャッチするので、マイクロファイバータオルは天然繊維のものとは一線を画す吸水力を持っています
マイクロファイバータオルのメリットは、次のようなものがあります。
吸水力が高い
水分を素早く吸収してくれるので、髪や肌を短時間で乾かすことができます。また、水分を吸った後も重くなりにくいので、持ち運びや収納にも便利です。
速乾性が高い
水分を吸った後もすぐに乾くので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。また、乾いた状態では静電気が発生しにくいので、ホコリや髪の毛などが付着しにくくなります。
保湿性が高い
水分を吸った後も繊維の中に水分を保持するので、肌に優しいです。また、保湿性が高いということは、熱伝導率が低いということでもあります。そのため、冬は暖かく、夏は涼しく感じられます。
一方、マイクロファイバータオルのデメリットは、次のようなものがあります。
ニオイやすい
極細繊維なので雑菌が溜まりやすく、洗濯が不十分だとすぐにいやなニオイが発生します。こまめに洗濯したり、ほかの洗濯物と分けて洗ったりするなど洗い方に注意してください。
寿命が短い
細い繊維は摩擦や熱に弱く、使い続けるうちに吸水性が落ちることがあります。約3か月程度での交換が必要なこともあります。それ以上使用すると吸水性が低下するのでこまめに取り換えましょう。
マイクロファイバータオルが水を吸わないのはなぜ?
原因をチェックしよう
マイクロファイバータオルは、吸水力の高さや優れた速乾性が便利なので大人気ですよね
でも、日常生活で使っていると「水を吸わない」と感じることもよくあります
ここでは、マイクロファイバータオルが水を吸わなくなる原因を4つご紹介します。
柔軟剤の影響
ほとんどの柔軟剤は、肌当たりを良くするために洗濯物の繊維をコーティングします。
マイクロファイバータオルを洗濯するときに柔軟剤を使った場合、コーティングによって繊維の断面の凹凸が埋められ、水分が吸収されにくくなります。
柔軟剤を使わないか、少量にすることをおすすめします
洗浄不足
マイクロファイバータオルにボディソープやハンドソープ、掃除に使う洗剤やワックスの成分が残ると、繊維の凹凸が埋まって吸水力が低下します。
「マイクロファイバータオルが水を吸わない」と思ったら、しっかり洗濯しているつもりでも、汚れが残っているのかもしれません。
洗濯機のコースや洗剤の量を見直してみましょう。
摩擦によるダメージ
マイクロファイバータオルの繊維はとても細かいため、摩擦によってダメージを受けやすいです。そのため、お風呂上りにごしごしと体を拭いたり、掃除の際に汚れを落とすために擦ったりすると、繊維が傷んでしまう可能性があります。
繊維が傷めば、吸水力も低下します。
水分を抑えるように優しく拭き取ることを心がけましょう。
乾燥機の影響
マイクロファイバータオルに使われている繊維は、熱に弱い性質があります。乾燥機を使う習慣がある場合、知らない間に繊維が傷んで水分を吸い取れなくなったのかもしれません。
乾燥機は繊維に熱を加えることでダメージを与えるので、なるべく乾燥機の使用を避けるか、低温で短時間にすることをおすすめします。
以上が、マイクロファイバータオルが水を吸わなくなる原因の4つです。
どれも、日常の洗濯や使用によって起こりやすいことなので、注意してくださいね
マイクロファイバータオルの吸水力が低下したらどうする?
対処法を試してみよう
マイクロファイバータオルは、吸水力が低下しても元に戻る可能性があります
水を吸わなくなったときの対処法と、吸水力の低下を防ぐ方法をご紹介します。
自然乾燥にする
洗濯後に乾燥機を使っていた場合、自然乾燥をするとマイクロファイバータオルの吸水力が戻る可能性があります。
乾燥機は繊維に熱を加えることでダメージを与えるので、なるべく乾燥機の使用を避けるか、低温で短時間にすることをおすすめします。
濡らしてから使う
マイクロファイバータオルを掃除などに使用する場合、軽く水で濡らしてしっかりと絞ってから拭き取れば、乾いたまま使うよりも水を吸ってくれるでしょう。
水で濡らすことで、繊維の凹凸が開いて水分を吸収しやすくなります。
キッチン用洗剤で洗う
マイクロファイバータオルの繊維に油分が付着し、吸水力が低下している場合、キッチン用の洗剤で洗って汚れを落とすと吸水力が上がります。
キッチン用の洗剤は、油分を分解する力が強いので、柔軟剤やワックスなどのコーティングを除去することができます。ただし、洗剤の量は少なめにし、すすぎは十分に行ってください。
♦消耗品として買い替えるのもあり♦
タオルは、定期的に買い換える必要のある消耗品です。しっかりと水分を吸ってくれるマイクロファイバータオルも、使い続けるうちに吸収力が低下することは少なくありません。
水を吸わないと感じたら、掃除用などにしてから処分し、新しいものを買うのもひとつの手段です。マイクロファイバータオルは、比較的安価で手に入るので、気軽に買い替えることができます。
まとめ
マイクロファイバータオルは、吸水力や速乾力が高いというメリットがありますが、使い方や洗い方によっては、水を吸わなくなるというデメリットもあります。
この記事では、マイクロファイバータオルの特徴や、水を吸わなくなる原因や対処法、吸水力の低下を防ぐ方法などをご紹介しました。
マイクロファイバータオルを長持ちさせるために、日頃から洗い方や使い方に注意してくださいね