プラスチックの保存容器に移ったニオイ、簡単に落とせる？除去方法や匂い移りを防ぐコツ

保存容器は、食材を保存するのに便利なアイテムですが、匂い移りが気になることはありませんか？特にプラスチックは親油性や表面の凸凹のため、匂いが移りやすい性質があります。

そこで、匂い移りを防ぐ方法や、匂い移りした場合の除去方法を知っておくと、保存容器を快適に使うことができます。

今回は、保存容器の匂い移りに効果的な裏技や予防法をご紹介します

匂い移りを防ぐには？
保存容器の選び方と使い方のコツ

保存容器の匂い移りを防ぐには、まず保存容器の選び方と使い方に注意しましょう。保存容器には、プラスチック製のものだけでなく、ガラス製やステンレス製のものもあります。

プラスチック製のものは、色や香りが移りやすいので、油分や匂いの強い食材を入れるときは避けたほうがいいでしょう。ガラス製やステンレス製のものは、色や香りが移りにくく、汚れも落ちやすいので、おすすめです。

また、使用済みの牛乳パックやペットボトルなども、一時的に保存するのに便利です。匂いや色がついても捨てられるので、気にならないでしょう。

保存容器の使い方にもコツがあります。保存容器に食材を入れる前に、ラップやアルミホイルを敷いておくと、匂いが移りにくくなります。

また、食材を入れるときは、冷めてから入れるようにしましょう。熱いまま入れると、匂いが蒸発して容器に付着しやすくなります。

さらに、保存容器に入れた食材は、早めに消費するように心がけましょう。長期間保存すると、匂いが強くなったり、カビが生えたりする可能性がありますよ

匂い移りした保存容器の除去方法は？
身近なもので簡単にできる裏技

保存容器に匂いが移ってしまったとき、実は身近にある食材や日用品を使えば、簡単に匂いを除去することができます。ここでは、匂い移りした保存容器に効果的な裏技をいくつかご紹介します。

【お酢】

お酢には、溶解・剥離効果という、油や汚れを分解して浮かせる力があります。また、消臭作用や抗菌作用もあります。

お酢を水で薄めた酢水を作り、保存容器に入れて振ってから、10～30分ほど放置しましょう。その後、食器用洗剤で洗い流せば、匂いが消えます。お酢は、原液のまま使うと、お酢の匂いが残ってしまうことがあるので、注意してくださいね。

【コーヒーかす】

コーヒーかすには、匂いや湿気を吸着する力があります。コーヒーかすは、しっかりと乾燥させたものを使いましょう。保存容器にコーヒーかすを入れて、しばらく置いておくだけで、匂いが取り除けます。コーヒーかすは、コーヒーを飲んだ後に残るものですが、脱臭剤として活用できますね。

【茶殻】

茶殻にも、匂いや湿気を吸着する力があります。茶殻は、コーヒーかすと同様に、しっかりと乾燥させたものを使いましょう。保存容器に茶殻を入れて、一晩置いておくだけで、匂いが除去できます。

【食塩】

食塩には、浸透圧作用という、水分を引き出す力があります。この力を利用して、プラスチックの凸凹に入り込んだ匂いを取り出すことができます。食塩に少量の水を含ませて、保存容器をこすり洗いしましょう。食塩は、ほとんどの家庭にあるものなので、手軽に試せますね。

【お米の研ぎ汁】

お米の研ぎ汁には、サポニンという天然の界面活性剤が含まれています。サポニンには、油や汚れを分解して落とす力があります。お米の研ぎ汁を保存容器に入れて振り、30分ほど放置しましょう。その後、食器用洗剤で洗い流せば、匂いが除去できます。お米の研ぎ汁は、普段捨ててしまうものですが、エコな裏技として活用できますね。

【重曹】

重曹には、アルカリ性という、酸性のものと反応して中和する力があります。魚介類やバターなどの酸性の匂いを除去したいときは、重曹を使うと効果的です。保存容器にぬるま湯を入れ、小さじ2～3杯程度の重曹を溶かし、30分～1時間ほど放置しましょう。その後、食器用洗剤で洗い流せば、匂いが消えます。重曹は、掃除や洗濯にも使える万能なアイテムですね。