その写真を見た途端、一瞬にして血の気が引いた。

私の写真だ。

友達と笑いあっている写真。 授業中の写真。 登下校中の写真…

「!?ヒッ!」

ある写真を見て、驚いた。 更衣室の写真だ。

どういう事!?

「俺はいつでもユウナを見てるって証拠だよ。」

こんなの異常だ…異常すぎる!!

ヘタッ

私は、恐怖でその場に座り込んでしまった。

その途端に、ガチャッという金属音が鳴り響いた。

「え…なにこれ!?」 「何って…手錠だよ。 もう他の男のとこに行って欲しくないからさぁ…」

こうして私は、“自由”を失ったのだー。

あの時の思いがよみがえってくる。

両親に捨てられた時、感情という、おぞましいものを捨てようと決意したあの日ー。

何もかもがどうでも良くなった。

取り戻した感情を、私は再び捨てることとなったー。

さあ、楽しい監禁生活が始まったー。

翌日、私はタケルに起こされた。

「おはよう、ユウナ♪ 俺、学校行ってくるから。逃げないでよ。あ、その姿じゃ無理か~」

ジャラ…

手首にはまった手錠を見た。

「いってきまーす!」 「…」 「返事は?」 「…」

パァン!

「っ…いってらっしゃい…」 「イイコ♪」

バタン!

こんな毎日を過ごすのか…これから、どうしようかなぁ?

感情を捨てたはずの私の頬に、一つの雫が落ちたー。

つづく