翌朝、私が登校して、下駄箱を除くと、何かが落ちた。

「あれ?何だろ~“昼休み屋上にきてください”?」

「わけも分からず、屋上へ行くハメとなった。

待ち構えていたのは、数十人の女子たち。嫌な感じしかしない。

「ねぇ、ユウナちゃん。あんたさぁ、タケル君の彼女なの?」

「えーと確か…モモカさん?ううん、そんなんじゃないよ。」

名前がわかるのは、タケルに話しかけてきた子…モモカちゃんくらいだ。

「あのさ、あんたタケル君に親しすぎじゃないの?でしゃばりすぎでしょ。」

「そうよ。タケル様、迷惑してるわよ!!」

はっ、タケル様って何?バカバカしいよ。

「…何が言いたいの?」

バシャッ!!

「私さ、今サイッコーにムカついてるの。だからあんたをいじめるの。
あんたがタケル様に近づかないって約束しない限りね!」

ハイ!?何で私ターゲットにされてんの?

「バカバカしいよ。何様のつも…キャッ!!」

バシャア!!!

髪からポタポタと雫が落ちる。

「今日はここまでにしとくけど、次タケル様に近づいたらタダじゃおかないからね!」

放課後、私は一人で帰った。歩くたびに、髪の毛から雫が落ちる。もちろん制服もびしょ濡れ。
そんな私を、周りの人はチラチラと見る。

…何でみるの?どうせ助けてくれないなら見ないでよ。

ボスッ

「あー疲れたぁ」

何で私が、あんな目に合わないといけないの?タケルはただのトモダチ…だよね?



「ふっ…うわああああ!」

何でなんでなんで!?

何か、タケルを思うと胸が苦しいの。
曖昧な関係は嫌なの。

コレって…『好き』っていう感情なんじゃないの?

「何だ…そっか…」

私は、戦う事に決めた。

翌朝、タケルには普通に話しかけた。

「タケルおはよー」

「あ、ユウナっちおはよー☆」

いつも通りチャライけど、根はそんなんじゃないよね?

「宿題やってきた?」 「ぜんぜーん☆」 「何その☆は。」

こんな風にしゃべってると、ついにモモカが動き出した。

「タケル君、明日の日曜空いてる?もし良かったら遊びに行こうよ♡」

「あ、ごめん!日曜はユウナっちと遊ぶから!!」

「えっ!?」

「じゃあ、三人でいけばいいじゃない。」 「俺が二人きりでいたいから。」

「ボッ///」

モモカは、私を思いきり睨むと、スタスタと歩いて行った。

「駅前に、10時集合ね!」

タケルは、計算していたかのように笑った。

「ハイハイ…」

翌日。

あれ?どうしてタケル、全然来ないのー?
どうしよ…不安になってきたよ…


つづく