ミオが倒れた、という知らせを聞いて、俺は猛ダッシュでミオのところへと急いだ。

ミオ、どうか無事でいてくれ…!

バン!保健室のドアを開けると、何人かがミオを囲んでいた。通らせてもらうと、そこには、驚くべきものがあった。

ミオは、真っ青だった。動く気配がない。口元に耳を傾けると、何と、ミオは息をしていなかった。

「ミオ!ミオ!」

当然のように、返事はなかった。保健室の先生は、

「大変よ!早く、AEDを持ってきて!!ああ、ジュンくんは、心臓マッサージと人工呼吸をお願い!!」

と、とても焦っていた。俺は、習っているから、それくらいはできる。
それはさておき、
(ミオ、死ぬなよー!)

ドッドッドット

休まずに、マッサージをつづける。ミオを助けたい、その一心で。

トクン、トクン、

心臓が動き出したー!でも、呼吸が不安定だ。

スウ… 息を吸って、唇と唇を重ねて、人工呼吸を開始する。(ミオ、ミオ!頑張れよ!!)

スゥゥゥ ミオが呼吸をしている! 一安心だ。

「良かったわ、ありがとう、ジュン君。AEDも必要ないわ。あとは、目を覚ますのを待つだけね。
っとぉ、悪いけど、会議だわ。そのまま、ミオちゃんを見ててね。」

ガラガラ、ピシャン!

良かった…ミオ、助かったんだ…俺は、本当はミオが好きだ。今日も、告白するつもりだったのだ。だから、いつもは冷静な俺が、今回の件ではかなり焦った。

「ミオ、ずっと元気でいろよ」

そうささやくと、ミオの頬に、優しくキスをしたー。それと同時に、ミオが目を覚ましたー。

「ミオ!」

あまりの嬉しさに、ミオに抱きついたー。


つづく