ついに来てしまった、娘の写真撮影の番。
担任の先生が隊形を作り、
教頭先生が一眼レフで撮影をする。
皆で、可愛いポーズを考えながら。
1年生の保護者はすべて周りにいて、
みんなスマホやカメラを子供達に向けていた。
もちろん、子供達に「こっちを向いて!」などと声をかけることはなく、
教頭先生の近くにて、無言でシャッターを切っていた。
それが常識だと思うのだ。
学校のカメラで撮った写真がホームページや卒業アルバムに使われるのだから。
山の中の学校で、全体的な雰囲気がおっとりしているし、
とても良い雰囲気である。
そんなほのぼのした空気を一瞬で壊した人・・・。
「ほら、理子!何やってるのよ?こっちを向くのよ!!こっちよ、こっち!他のカメラなんて見ないの!!」
ジャイアン義母の声は、太くて低い。
義母は背は小さいが体は大きい。その分、声も大きい。
少し耳が遠くなっている事もあり、声が本当に大きい。
義母のすごい剣幕の一言で、
ざわざわしていた校庭が一瞬静まり返った。
焦る私。
「お義母さん、やめてくださいこっちなんて見なくていいんです!!」
それを聞いて、まずかった事に初めて気付いた義母。
「あら?そうなの?私はただの親切で・・・。」
と、笑ってごまかした。
本当に本当に恥ずかしい。
ここが私の地元じゃなくて良かった。
あんなに場の雰囲気や空気を読めず、
周りの人々の行動も視野に入らないなんて、、、
今までよく問題を起こさずにやってこれたなって疑うレベル。
私はこの後、義母と一緒に駐車場まで行きたくなったので、
意図的に息子を砂場まで連れて行って、十分だけ時間をつぶしてから帰宅しました。
一緒にいるのは、ちょっと無理。
いつも義母と一緒にいる義妹や豆腐メンタル夫の気持ちが分からない。