娘の運動会、義母編。
さて、運動会当日。
開会式まであと15分。
校庭はすでに保護者や祖父母でいっぱい。
児童もテント下に椅子を運び終え、自席で開始の合図を待っている。
義母と孫の観戦をする約束をした、親友・貴子さんが私のもとへ近付いてきた。
貴子さん「春ちゃん(義母)は?」
私「朝、花壇の草むしりをしてました。」
貴子さん「え?運動会の朝なのに?」
私「はい。私達が出発する時はまだ作業服で花壇にいましたよ。開会式は間に合わないかもしれませんね。」
貴子さん「一緒に見る約束をしたんだけどねー。ま、私は他の友達とバックネット近くで応援してるわ❗理子ちゃんの応援もしっかりしておくからね」
貴子さんの言動はいつも素敵だ。
あの方が姑だったら幸せだろうなぁ。
(実際、貴子さん宅のお嫁さん達は産後の里帰りを一切せず、貴子さんにお世話になっていた。さすができる女はどこかの汚義母さんとは違う!貴子さんと義母は小学校から高校までの同級生。そうでなければ友達にはなれなそうな方だ。)
さて、予想通り義母は開会式には間に合わなかった。
ラジオ体操にも間に合わなかった。
娘のかけっこには、ギリギリ間に合った。
・・・バックネット横に、
真っ赤なブラウスに白の女優帽をかぶる色黒の小太りおばーさんが垣間見えたのだ。
そんなの、豆腐メンタル夫の親しかいない。
昨年度の運動会は黄色のロングワンピースに女優帽だった。まるで、「おさるのジョージ」に出て来る黄色い帽子のおじさんの実写版。
恥ずかしかった。
いや、今年の真っ赤なブラウスも恥ずかしいから!!
今年の運動会は、遅刻したからと言って嫁や息子のスマホに鬼電はして来なかったのね❗
去年よりはマシである。