義母の「卒園式に着物で参列したい」事件は、
事無きを得ました。
私が義母の同行を断った日。
義母は豆腐メンタル夫の帰りを夜遅くまで新居で待っていたのです。ソファで地響きのようなイビキをたてながら。
残業して帰ってきた豆腐メンタル男に、義母が色々と言っている声が二階まで聞こえていました。
（話してる内容は聞き取れないけれど、義母がペラペラと話していて、ごくたまに豆腐メンタル夫が相槌を打っていた。）
孫の卒園式に行っては駄目と言われた事への文句をぶつけていたのだろう。
豆腐メンタル夫は自他ともに認める豆腐メンタルなのに、
仕事から疲れて帰って来て、あのジャイアン義母の怒涛のごとき勢いのクレームを延々と聞かされる・・・。
少しだけ同情した。
ま、永遠に親子仲良くやっててください❗
さて、卒園式当日の朝。
食事が終わったら、洗面。
それから着替え。
私は息子のぜんそく発作予防のための吸入をやらなくてはならないので、
再度、豆腐メンタル夫を起こした。
そう、奴はまだ起きてこない。
階段下から２階に向かって叫ぶ。
「起きなさい💢何時まで寝てるの？自分だってスーツ着るんでしょう？！寝癖をきちんと直しなさい。顔もしっかり洗いなさい！！私と理子に恥をかかせないで❗」
↑
豆腐メンタル夫には、やるべきことをやるべき順番に伝えてあげないと、
優先順位がつけられなくてパニックになる。
一人でパニックになる分には構わないのだが、
何せこの日は娘の初めての晴れの日。
奴を放っておくと、晴れの日が台無しの予感。
娘のために、子供以下のポンコツ夫に私は次々と指示を出した。
まずは起きること。
一階に降りてきて、息子の補助をすること。
息子は吸入後に歯磨き、洗面、トイレ。
豆腐メンタル夫がきちんと与えられた仕事に取り掛かるのを見て、私は娘の髪を結おうとした。
しかーし、娘の背後には厚くて大きな義母の姿が・・・
太くて低くて大きな声でまくしたてる。
「理子は何やってるの？遅いわね。ブラウスのボタンくらい簡単に止められるでしょう？なんでそんなに行動が遅いの？誰に似たのかしら。ばぁばも綾ちゃん（義妹）もしっかりしてるわよ。やだわー、女の子がこれじゃ。そんなに遅いなら、ばぁばはあっち（離れ）に行っちゃうからね？！いいの？手伝わないわよ❗」
仏の私もさすがに堪忍袋の緒がプチーン💢
義母に責め立てられた娘はとうとう泣き出した。
娘を抱きしめて慰めたら、反撃開始だ。
「そんなに手伝いたいなら、パパの支度を手伝えば良くないですか💢？
見て下さい、あのだらしないおじさん！！見ていてとっても情けない気持ちになります。
起こされなきゃ起きない。嫁に言われなきゃ顔も洗わない。放っておくと、スーツ着るのも忘れるんですよ？誰に似たんですか？それともしつけの問題ですか？」
私の反撃に黙り込んだ義母は、
奴に視線を送って、豆腐メンタル夫に助けを求めた。
でもね？
豆腐メンタル夫も義母と同じ発達障害疑いなのですよ。
視線を送って助けを求めても気付くはずなし❗
誰にもかばってもらえなかった義母は、
「あ、私、仕事があるんだった。作業所に行くところだったのよ❗じゃあね、理子、いってらっしゃーい。」
とそそくさと新居から出て行った。
尻尾を巻いて引き上げていった。
それを見送った、豆腐メンタル夫の一言。
「朝からうるせぇー。」
義母の事が大好きな豆腐メンタル夫は、
自分の娘に対する、自分の母親の行き過ぎた発言をなんとも思わないのだ。
娘より、嫁より義母優先だから。
娘が泣くのは、娘の勝手。泣きたいから泣くだけだろう。いちいち慰める必要もない。泣かしておけ。卒園式の朝だからって優しくする必要もない。
「うちのお母さん」は親切だから色々言っているだけ。言ってることに間違いはない。
すぐ泣く娘と過敏で神経質な嫁が駄目なだけ。
今回もそう言われた。
豆腐メンタル夫と汚義母さんの発言に親切さとか優しさとか愛情なんて
感じたことないけどなー。
過敏な私が感じられないそれらを豆腐メンタル夫が感じてるって、すごいですね❗❗❗
どうぞ、末永く親子で仲良くね