私が中2の時、2人目の父が、母に対してこう言った。
「実父に養育費を請求しよう。公正証書あるんだよね?」
確かに、公正証書はあった。
そこには、母が再婚後も養育費を払うと。
でも、実際は再婚後実父は養育費を払っていなかった。
理由は、再婚相手と実父が会って話し合った時に、再婚相手(2人目の父)が「自分が養うから、払わなくていい」という内容のことを言って、2人の間でこの問題が解決していたからだそう。
母は、私や弟のことを考えて、
「実父と揉めることをしたくなかったから、今まで養育費については何も言ってこなかった」
らしいのだが、父の方がそこに口を出してくるのはどうなのだろう。
まだ、母が、家計が厳しいから実父に養育費を請求しようというのなら筋が通っているしよくある話の気もするのだけれど。
ちなみに、払っていなかった期間は8年間。
母は何でも包み隠さず話してくれる人で、養育費について実父と揉めるかもしれない、となった時から全てリアルタイムで私に話してくれていた。
どうするかも、最終的にはいつも私に決めさせてくれた。
「あなたが嫌だったら、請求しないし、争わない」
と。
そして、私が反対しないと言った時母は、
「私はただ、未成年で声を上げれないあなたの代理をするだけだから、言って欲しいことがあれば全て伝えるし、私側が有利になるようにとかそんなの考えて発言しなくていいから。」
と言い、その通りに事は進んだ。
裁判が始まったのだ。
その時の心境は、正直あまり覚えていない。
でも母の、
「これは私と元夫の夫婦の問題だけではなくて、元夫と子供達との親子の問題でもあるんです。」
という主張のおかげで、一般的な家庭裁判よりも、私や弟が意見を言う機会はそれなりに与えられた。
そのおかげで、母の離婚以降あだ名で呼ぶようになった父のことを、もう一度パパとして見て、色んなことを考え振り返ることができた。
まだまだこの裁判について書きたい事はたくさんある。
でもその前に、、、
母はこの裁判で、弁護士を雇った。
父(2人目)の大学時代の友達が元々弁護士事務所で働いていたらしく、
その人の紹介してくれた弁護士だった。
父の友達はとてもいい人で、たくさん私たちに協力してくれた。
母や私や弟の意見を弁護士に伝えてくれたり、無知な私たちに代わって法律のアドバイスをくれたり。
でもその時はまだ気づかなかった。
その人が今後、この物語の重要人物になるということを。