結局、裁判が始まって少しした頃、母と2人目の父は離婚した。
父にはバツが1、母には2つついた。
父は別のところに住み始めたが、私たちの家からすぐ近くの場所だった。母と2人で話し合って決めたらしい。
母に他に好きな人が出来たことに耐えられなくなった父は、その一方で母と離れられない、離れたくないと思っていたようにも思えた。
いわゆる、未練というものだろうか。
離婚といっても、2人はその後もよく会っていたし、仲違いとか、すごい喧嘩をしてとか、そういう別れ方では無かった。父も実の子である妹にとても会いたがっていたし、ここでは説明しきれない細かなことがたくさん集まって、結局近くにはいるが別居状態、という形に落ち着いたのだろう。
Kとは、母はその後も仲良くしていた。むしろKが関わっていることをよく思わなくなってきた父は、自分でこの話を持ち出してきたにも関わらず母に全て投げ出すようになり、母はその代わりにKにたくさん裁判のことを相談するようになった。
今振り返ってみると、父はなかなか自業自得で可哀想な役回りだ。
自分が一生懸命働きたくないが故に、嫁の前旦那に養育費を請求しようと提案し、話を進め、そのために自分から母に紹介した人物を、母は好きになってしまったのだから。