わいおです!
こちらに帰ってきて、いろんな人の頼まれごとを引き受けてる毎日です。
なんだ俺、人気者じゃないか♪と調子に乗ってないで、頼まれごとをしたらすぐにメモする習慣をつけようと必死です。
ただメモを見る習慣がない。これじゃ意味ないのでこちらも習慣にしないと。
そう思うとメモをとる習慣とメモを見る習慣、二つセットで身につけないと意味を成さないんですよね。
さて、突然ですが僕は数あるコンビニの中でもミニストップが一番好きです。
京都にいる頃から近所にミニストップがある生活を夢見てました。
東京に出てきてまず最初、家の周りを散策してみたら最寄りのコンビニがミニストップだったと知った時、
神様から「東京での生活頑張れよ!」と言われた気がしたものです。
先日そんなミニストップで大好きなクランキーチキンを買おうとレジに行くと先客がいました。
綺麗な白の長袖シャツに渋い茶色をした革のベストを合わせ、テンガロンハットをかぶった初老のおじさん。
体格もよく、まさにダンディズムを体現してるような、どことなくショーンコネリーを思わせるような風格。
こんなかっこいい年のとり方をしたいなあと、その人の背中を見ながらぼんやり考えていた。
夜遅くということもあり店員はおらず、レジカウンターにはチーンとなる呼び鈴が置いてある。
おじさんがその呼び鈴をチーンと鳴らすと奥から小走りで真面目そうなメガネの大学生くらいの店員が出てくる。
余談やけど
こういう紳士っぽいおじさんが鳴らすチーンとかあと口笛とか、くつの音とかが、普通より響いて聞こえるのはなぜだろう?響かすの上手じゃない?こーゆー人。小気味がいいというか。
ま、それはいいや。
「お待たせいたしましたー」
と言う店員に、おじさんはかぶせ気味で
「ハロハロ!」
と言った。
予想通り渡哲也のような素敵な低音ボイスだった。ただ飛び出した単語がだいぶ予想外だっただけで。
ハロハロはかき氷の上にソフトクリームを乗せた夏のミニストップ主力商品。
「はい、ハロハロですね、お味はどれにしますか?」
と店員さんいたって冷静に返す。
その声におじさんまたかぶり気味で
「白くま!」
西部警察のシリアスなシーンで大門さんがライフル構えて「動くな!」と言う時のような低く鋭い声。
ただ飛び出した単語がシリアスなシーンではあんまり聞く機会のない単語だっただけで。
白くまというのは白くまアイスというドライフルーツが入ったミルク味のアイスのことですね。
「白くまですね。少々お待ちください!」
店員さん奥へ。
待ってる間も真面目にカウンターの前を離れないおじさん。
その背中を見ながら、今わくわくしているのかなあ、とか勝手に想像してみる。
待つこと1分、美味しそうなハロハロの白くま味を受け取るとおじさんは颯爽と店を出ていった。
なんやろ。かっこええな。
ブレてない。
やっぱあんな年のとり方したいな。
そしてやっぱ良いなミニストップ。
だってミニストップだからこそ聞けた単語ですものね。ハロハロも白くまも
あんな感じのおじさんが言いそうにない言葉の上位二つですよ、多分。
何かイイもん見た気分で帰路につけました。
ところで全然話変わるけど今日ゆかりがいきなり電話かけてきて
「わいおの鍋が無性に食べたくなった。」
と言って、その後押しかけてきて鍋を「おいしーおいしー」言って食べて洗い物もせず満足そうに帰って行きました。
アメリカでは竜巻が発生すると女性の名前を付けるそうですね。
「キャサリン」が通過したって具合に。
なんでやろ?って思ってたけど、今日アメリカの人の気持ちが分かった気がします。。
本日うちを「ゆかりん」が通過していきました。