『重要な問題に目を向け続ける』

 

「エホバの主権」云々についての全般的な感想に

ついては2つ前の記事にて書いていますので

そちらを参照してください。

今日の記事では、記事そのものに対して突っ込みます。

 

 

まずエホバ教の大前提はこのような考え方です。

(6節)

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人類にとって非常に重要なのは,エホバの主権の正しさが立証されることです。わたしたち個人の幸福よりも重要なのです。

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凄いコト言い切りますね。

これ、神さまの意志だとしたら最低な神さまだと思います。

あくまでも一部の‘狂信的な信者’が神の主権の正しさ、とやらを

証明すべく行動しているのであって、神さまの意志ではないハズ。

それはそれで個人の自由なのですが、しかし問題なのは、

それを『神さまの意志』だとして、信者にそれを刷り込んでいる

ことです。

神をも利用する組織の悪辣な姿がここから良くわかります。

 

 

 

一般社会に対する偏見も酷いものです。

(1節)

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今日,多くの人にとって一番大切なのはお金です。どうしたらお金を稼げるか,お金を失わずにすむかで頭がいっぱいです。家族が一番大切だと考える人もいれば,健康が第一だと言う人もいます。自分の目標を達成することを重視する人もいます。

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拝金主義に陥っているお前らの事じゃ!って言いたくなりますね。

家族第一?健康第一?自分の目標の達成?

いったい何が悪いの!?

 

まずここですよね。ごく自然な感情をさえ、極端な思考でもって

否定していく。

『お金=物質主義』という図式は、今も昔も功を奏しています。

聖書なり神さまが禁じているのは『貪欲』になることであって、

自身や家族の生活の基盤を築くために働くことは禁止事項でも

なんでもなく、「必要なものを備える」という指示にしたがって

いることでもあるハズです。

 

この部分を見事に崩されてしまうので、例えば、普通に生活

するために全時間の仕事をしていることでさえ、霊的ではない、

世的だ、物質的だ、などというレッテルを貼られてしまうのです。

カラクリに気づいてしまえば、何を言われても気にもなりませんが、

ドップリ漬かっていると、組織の思惑通り、自分は何かふさわしく

ない歩みをしているのではないか…という罪悪感に人(自分)を

陥れ、結局、人(自分)を追い詰めてしまうのです。

 

 

9節からはヨブの例を引き合いにだして、神の主権を第一に

考えることが大切だ、という点を教訓としてあげていますが、

ヨブについては前述の記事で書いた通りです。

 

あくまでも旧約の神さまが苦手な私の勝手な感想ですけど、

完全に被害者ですがな、ヨブは。

天での論争だか、宇宙主権だかしらんけど、そんなもんに

巻き込まれた形でしょ?

神の主権の正しさとやらを証明するために、1人の人間を利用して、

家畜や家族をぶっ殺して、本人を死直前のレベルの病気にまで

おいやったわけだ。

で、何でこんな目に遭うんだ、って不満を口にしたら、説教喰らう

わけでしょ?しかもお前はどんだけ小さい存在なのか考えてみろ!

俺の主権の問題がかかっているんだ、しっかりせんかい!と言われた

わけだ、超意訳すると、だけどね。(笑)

 

んなアホな…。( ゚∀゚; )タラー

 

 

 

で、大切な点を見失わなかったヨブに見倣え、ってことで、

こんな経験を引き合いに出してくるわけだ。

(17節)

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17 エホバから与えられた務めを行ない続けることも,重要な問題に目を向ける助けになります。レネーという姉妹は脳卒中になり,がんを患い,慢性的な痛みに悩まされていました。しかし病院で,医療スタッフや患者や見舞い客に聖書について話しました。入院中,わずか2週間半で80時間奉仕したこともあります。死が近づいていた時も,エホバの主権の問題に目を向け続け,安らかな気持ちを保つことができました。

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いつもいいますが、こうした経験。本人はいいです。

信仰の表明の仕方は自由です。輸血拒否して死のうがそれは勝手。

 

でも、このような経験を載せることで、信者達にどのような思考を

植え付けさせようとしているのかを考えると、やはり許せないですね。

どのようなメッセージが込められているか?もうおわかりですよね。

 

『こんな人でも2週間で80時間奉仕しているんだ!

お前はどうなんだよ!補助開拓もできないなんて、

お前、本当にクズだな!全時間で世俗の仕事なんて

しやがって!もっと組織に忠節を示せ!この恩知らずめ!』

 

こう思わせようとしてるのが、もう見え見えです。

それで一部の人はそうした圧力に負けて、補助開拓だの、

開拓だの、仕事辞めるだの、してしまうわけです。

もちろん、さも‘自分自身の意志で’決めたようにね。

本人の信仰の表明の自由、というのを利用した強要ですがね。

 

 

 

ま、これ以上1節ずつ突っ込んでもきりがないので、今回は

目だった部分をピックアップしましたが…。

 

『私の目的が果たされたら、同時にあなたの幸福も保証してやる。

だから私の目標達成に向けて死ぬまで私の為に働け!』

 

こんな論理ですよね。

これがホンマの神さまなんですかね。

青い神さまはとんでも野郎です。

 

そういや、こんな考えのやつ、どっかにいたな…。

と思ったら、ロトの妻の劇にでてきた‘おじさん’じゃん。(笑)

『私を喜ばせるのだ!だから働け!』

ははは。(笑)今時、そんなこと言ってくる上司いるかよ!って

突っ込んだおじさんと同じじゃん。

 

 

来週もこの話題が続く記事ですが、結局はここに結び付けたい

んですよ。先に紹介しておきますね。

この2つの研究記事の目的を理解しておけば、からくりも理解

することができるでしょう。

 

(次週記事の14-15節)

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エホバを愛し,エホバの支配の仕方を支持する人は皆,エホバの物事の扱い方に倣うべきです。 あなたは,神がお定めになった頭の権をどう見ますか。頭の権を与えられている人たちに敬意を払い,協力するなら,エホバの主権を支持していることになります。ある決定を十分に理解できない場合や決定に同意できない場合でも,神権的な秩序を重んじましょう。これは世のやり方とは全く異なります。でも,エホバの支配を受け入れる人は頭の権に従います。

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『理解できなくても、

同意できなくても、

組織の命令に従え!』

 

2週間かけて勉強して統治鯛の奴らが言いたいポイントは

すべてこの文言に含まれていると思われます。

よっぽど、組織の求心力が弱まってきているのでしょうね。

 

個人個人が抱いている神への愛をあたかも人質のようにとり、

このようにすることが神を喜ばせることだ、そうしない人は神を

喜ばせているとは言えない、と言った形で、私たちと神との

間に立ちふさがって、あれやこれやと細かい命令を出している

のが現代の組織(統治鯛)なのでしょう。

 

神さまは各自の働きを受け入れて下さるのに、立ちふさがる

組織様は、

『こんなんじゃ、我々の神さまは喜ばねーんだよ!

もっと働け!出直しだ!神さまに近づきたかったらもっと

多くのものをもってこい!ふさわしいかどうか俺たちがチェック

してやる。俺たち忠実な奴隷は全てのものを託されているんだ。

俺たちのいうことを聞けば神さまが喜ぶんだ。だから

こうやってチェックしてもらってることを感謝しろよ!』

まるでそのように言っているかのようです。

 

 

さてさて、次の研究記事はどのように扱われるんでしょうね。

そして成員たちはどんな表情をし、どれほどの人が注解したり

するのでしょうか…

ウチの会衆ももはや活発とは言えないですね。みんなおかしいと

思ってるのかもしれません。

注解している人はいつも同じ。狂信的な開拓者のBBAだけ。

兄弟たちは聖句の朗読位しか手を挙げない。

そりゃそうだよな。心をぶっ壊してまで注解なんてしたくないもんね。

 

そんな会衆の様子を遠目に観察するのが最近の私の楽しみです。

皆さんの会衆の様子はどうですか?

 

 

目だった点は以上です。