前回の記事にも大勢の方がコメントをくれました。
いつもいつもありがとうございます。
記事を書く上での、とても励みとなっています。<m(__)m>
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みなさん、的を突いた意見を言って下さっているのですが、
その中でも、とてもわかりやすい表現がありました。
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●れんさんより
『具体的に言えば「エホバ」から離れたと言うより「組織」から
離れたに近いんですけどね……
その、組織が新たに作られた冊子を持ってこられたとこで、
どうしろと…』
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→1番芯を突いたコメントだと思いました!
本当にそうだと思います。恐らくここのアメブロで記事を書いている
人も、もちろん神や宗教そのものにうんざりしている方もおられる
とは思いますけど、『神』ではなく、『組織』に躓いたわけですからね。
そしてWTJWが、この『組織』こそ唯一の神からの経路であり、
そこからの霊的食物とやらを受け入れない限り、『神』との良い
関係は享受できない、と言い張る限り、我々がこの『組織』に戻る
わけないんです。
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●私と同じ内部密告者の(・ω・) さんより
『ぃゃぃゃ、先ず帰らなアカンのは統治体テメーらだろが、と思いました。』
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→いやいや(笑) 的確過ぎて…私がこれ以上補足する必要も
ございません。さすがです。<m(__)m>
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…というような感じで、この新しい冊子も残念なことになっています。
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一番最後のセクションでこのように書いてあります。
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あなた は,エホバ の 民 と 共 に 過ごし て い た 頃 を 懐かしく 思う こと が あり ます か。会衆 の 集会 で 励まさ れ た こと や,大会 で 感動 し た こと,野外 奉仕 で 喜ばしい 経験 が でき た こと,信仰 の 仲間 と の 何げない 会話 が 楽しかっ た こと など を 覚え て い ます か。エホバ を 忘れ なかっ た あなた を,エホバ も お忘れ に は なり ませ ん でし た。あなた の 忠実 な 奉仕 を 今 も 覚え て おら れ,あなた が 帰っ て 来る よう,ぜひとも 助け たい と 思っ て おら れる の です。
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忘れたくてもトラウマになっていて、忘れられない人たちも
いるだろうに、この表現…。
『エホバを忘れなかったあなたを、エホバはお忘れにはなりません』
WTが作り上げたエホバ神様は執着心がおありのようで…(~_~;)
完全にストーカーみたいになってます。
怖い怖い!(。>0<。)
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それにこのような書き方からわかることは、WTJW世界は絶対であり、
幸福はここにしかない、と決めつけていることがよくわかります。
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あの時は楽しかっただろ?
今は不幸だろ?
目的のない生き方なんてうんざりだろ?
後悔してるんだろ?な?後悔してるんだよな!?
組織から出て罪悪感あるんだろ?胸が痛むんだろ?
ここにしか幸福がないことをお前もわかってるんだろ?
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このようなことを無理矢理に考えさせようとしているのが
ありありとわかります。本当に人の心を操るのが上手です。
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セクション4はその典型だと言えます。
次の言葉を用いて、巧みに人に働きかけます。
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『罪悪感の重荷』
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例えばこのような文章があります。
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しかし,自分 は あまりに も 大きな 罪,あまりに も 多く の 罪 を 犯し た の で,エホバ に 許し て は いただけ ない,と 思える と し たら どう でしょ う か。
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エホバ は,あなた が 清い 良心 を 持ち,心 の 安らぎ を 得る よう,望ん で おら れ ます。また,あなた が 罪悪 感 の 重荷 から 解放 さ れ,心 から 喜び を 抱い て 他 の 人 たち に エホバ と その 目的 に つい て 話す こと を,望ん で おら れ ます。
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「罪」というものに対する意識の違い(国民性の違い)の問題なんだとは
思います。日本人は‘人は生まれた時から(神のみ前で)罪深い’という
感覚がないですからね。
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でもこの'罪悪感’という表現を用いて、揺さ振りをかけようとしています。
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少し言わせてください。
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あなたがもし既にこの組織から
出ておられる方であれば、
何の罪悪感も持つ必要はないのです!
重荷なんてしょってはいないのです!
見えないものをあるように見せかけ、
手枷足枷をかけてくるのはこの組織の常套手段!
そして冒頭で述べたとおり、
あなたは『組織』から離れたのであって、
『神(エホバ)』から離れたわけではない
からです。人の中に、そうです、一人一人
の心の中に、自分にとっての拠り所=神が
いれば、それで十分に信心深いのです。
ですから、何も罪悪感を抱く必要はありません。
今の生活が不幸なもので満足の得られ
ない生き方だ、何か不安な材料がある
はずだ!と煽っているのはJWだけです。
そのことをどうぞ深く確信してください!
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恩着せがましさも天下一品です。
前回の記事で引用した‘統治体からの手紙’以外にも、随所に
散りばめられています。気づかれましたか?
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今日,エホバ は,罪 を 悔い改め た 人 が 再び ご自分 の 友 と なれる よう,会衆 の 長老 たち を 備え て くださっ て い ます。長老 は,どの よう に 援助 し たら よい か を 教え られ て い ます。ですから,助け を 求める なら,長老 たち は 聖書 から 話し,心 の こもっ た 祈り を ささげ て くれ ます。きっと あなた の 心 は 安らぎ,消極 的 な 感情 も 薄れる か 消える か し て,霊的 に 癒やさ れる でしょ う。
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忘れ ない で ください,エホバ は あなた に,帰っ て 来 て 欲しい と 思っ て おら れ ます。次 の こと を 考えれ ば,それ を 確信 でき ます。この ブロシュアー が,祈り つつ 注意深く 準備 さ れ た こと,そして,長老 か 信仰 の 仲間 を 通し て あなた の もと に 届け られ た こと,また あなた 自身 ここ まで 読ん で 考え て いる と いう こと です。この すべて は,エホバ が あなた を 忘れ て おら れ なかっ た 証拠 です。忘れる どころ か,ご自分 の もと に 帰っ て 来る よう,優しく 引き寄せ て おら れる の です。
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わたし は 自分 が 世 の もの で は ない こと が よく 分かり まし た。世 に なじめ なかっ た の です。自分 の 居 場所 は エホバ の 組織 に しか ない,と 思い まし た。それで,エホバ は わたし を 見捨て て は おら れ なかっ た の だ,と 気づき まし た。
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長老 たち は 優しく 接し,あなた が「最初 に 抱い て い た 愛」を 再び 燃え立た せ たい と 思っ て いる こと を 褒め て くれる でしょ う。(啓示 2:4)あなた が 過ち を 犯し た の で あれ ば,それ を 正す よう「温和 な 霊 を もっ て」憐れみ深く 助け ます。(ガラテア 6:1。箴言 28:13)長老 たち は,だれ か が あなた と の 研究 を 司会 する よう,取り決め を 設ける か も しれ ませ ん。恐らく,「エホバ に 近づき なさい」や「自分 を 神 の 愛 の うち に 保ち なさい」など の 出版 物 を 用い た 研究 に なる でしょ う。長老 たち は,あなた の 歩み を 見守り つつ,慰め や 支え を 与え て くれる に 違いあり ませ ん。
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公式サイトにUPされてから、私も何度もこの冊子を読んでみましたけど、
結局は、JWを辞める人たちの気持ちなんて、何一つわかっていないこと
がよ~くわかりました。
いや、組織側もわかってるんだと思いますよ、我々の本音の部分を。
でもそれを明らかにするわけにはいかない。なぜか?芋づる式に大勢の
人が組織から離れてしまうからです。とてもよくわかりやすい思考ですね。
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そして前回の記事にも書きましたが、この冊子はアピールに過ぎません。
内部にいる人たちに対して組織のイメージアップ作戦です。
そして組織から離れる人たちはこのような事を思っている、と思わせるん
ですね。内部にいる人的には、‘なんであの人は組織から出たんだろう?’
と多少なりとも思うわけです。そしてそれがまして排斥や断絶だと、一般
信者に真相を知らされることもありません。そうした内部の人たちが
疑念を抱かないようにする、という明確なWTの意図を感じます。
つまり‘離れる人はこのような理由で離れるのだ’という仮説を刷り込む
のです。そしてそれ以上の情報を取り入れないように操作することです。
だってそうでしょ?
組織の側に立ったら、コンテイ裁判に躓いたなんて知られたくないですもん。
西暦前607年の根拠がないとか、輸血や排斥制度に関する聖書的な根拠は
何一つないとか、寄付が使途不明金になっているとか…そんな事を
微塵にも思わせたらいけないんです、組織的には。
だから決して、統治鯛の実態や教理の矛盾に信者の目がいっては
ならないのです。そうした目的があるんですね。
この冊子に正直に離れる人たちの意見を書くのであれば、輸血問題や
排斥問題など、教理的な面が含まれていてしかるべきなのに、
そうした点については何一つ言及されていない。実に不誠実です!
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最後にイラついた部分を一つあげさせてください!
セクション1です。(いきなりかよ!w)
「今日エホバはどのように牧者であることを示しているか」
という部分です。この冊子全体で語られているスタンス、つまり
「統治体」と「神」との立ち位置関係にも苛立つのですが…
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3つ目の点
「世話する責任を感じておられる」
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えぇっ!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
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とうとう神に責任を感じさせちゃいました、統治体は。
もしくは責任を感じて神は行動しているんだ!とでも言いたいのか…
または神に責任を感じろ、とでも言おうとしているのか…
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責任を感じないといけないのは、一体誰だよ!
誰が世界中の多くの人を霊的に躓かせてるんだよ!
誰が多くのクリスチャンを神から引き離しているんだよ!
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2回に渡ってしまいましたけど、新しい冊子に関しての感想は
こんな感じです。
今回も私の愚痴に付き合って下さりありがとうございました。