したっけ! 北海道弁である。
意味は「さよなら」であり、本来的には「それならば」「それじゃあ」のことです。
しかし、後者は逆に方言化して「んだば」の方が通りが良くなっています。
前者のサヨナラの例としては、日本語のサヨナラが、元来は武家言葉であった「左様ならばお暇仕る(さようならば、おいとま
つかまつる)」という別れの挨拶が簡潔化されて冒頭部だけが残ってそれで意味が通じるようになったわけですから、言語的発生機序としては同一であるといえるでしょう。
ただ北海道は広すぎるので、全道必ずしも同じ方言を使っているとは限りません。
この「したっけ」も、私が中学生の頃に突然流行り出した言葉で、それまでは使ったこと(サヨナラの意味で)はありませんでした。