片麻痺と新聞 | われは河の子

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重度の片麻痺の私にとって、不自由はたくさんありますけれど、他の人には意外と理解されにくいのが新聞の読みにくさです。

  試しに片手をまったく使わずに、利き手だけで新聞を広げて読んで、それをまた綺麗に畳んでみてください。



 そもそも私は高卒後の予備校寮の時代から(1年間テレビ禁止であったため)、大学の下宿でも個人的に新聞を取っていました。

 今でもそうですが、元々テレビが好きではなかったので、新聞しか世間のニュースを知る手立てがなかったのです。(現在のようにYahooニュースなんでなかったですし…)


 車椅子に座ってテーブルに向かっても、そこには読書燈や、家電とドアホンの子機、テレビやDVDレコーダー、WOWOWの受信器、ファイヤースティクスのリモコンが納められたカゴがあったり、果てはミネラルウォーターの2リットルのペットボトルや炭酸水製造器まで、所狭しと置かれているのでゆったりと新聞を見開きで広げることが難しいですし、下手をすると見開きのまま中面だけが床に落ちてしまったりします。

 なんとか身体をかがめて拾っても、再び広げようとすると折り癖が邪魔をして裏表、天地が逆になったりします。機械で折った折り癖はけっこう強烈です。


 なんとか読み終えてそれを四半分に畳んで置いておこうとするのも難儀です。


 新聞紙 逆さのさかさ新聞紙(回文)