中学の時に学校行事として映画鑑賞会というものがありました。
1年生の時は函館市民会館で他の中学と合同で、ジャージ・C・スコットが主演したサスペンススリラーの「イルカの日」を観ました。
イルカに人の言葉を話させることを研究していた海洋生物学者の成果を悪用され、そのイルカに爆弾を着用させてアメリカ大統領を暗殺しようとする自爆テロ計画を描いたもので、主題曲が印象的でした。
サントラアルバムと原作小説を買い、部屋にこのポスターも貼りました。
翌年からは市民会館での特別上映ではなく、当時函館市内で一番大きかった巴座という映画館でリバイバルの商業上映を観に行きました。
2年生の時はチャールトン・ヘストンが、聖書の出エジプト記のモーゼを演じた歴史スペクタクル「十戒」でした。
これも感動の超大作でしたが、私はまだ掛け始めの眼鏡を忘れて行ってしまいましたので、4時間近い(途中休憩が入る長さ)間、ボケボケのスクリーンを見つめて過ごしました。
3年生の時はスティーブ・マックィーンとポール・ニューマンという当時のトップスターのダブルキャストで話題を呼んだパニック映画の大作でこれも大ヒットした「タワーリング・インフェルノ」でした。
これもめちゃ面白かったのですが、商業上映だったのでプログラムは二本立てで、同時上映は黒人刑事シャフトの活躍を描くブラックアクション「黒いジャガー」でした。
こちらの作品も観たのですが、中に女性の「クリ○リスを割礼する」というセリフがあって、引率していた担任の先生が『こんなモノ観せていいのか⁉️』と呟いていたことの方が記憶に残っています🤣
現在は脳卒中の後遺症による高次脳機能障害で、映画を見ても登場人物の顔の区別とストーリーの展開がわからなくなってしまった私ですが、50年前の多感な時期には映画から教わることも感動することもたくさんありました。
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