ハハ、ツツ、カカは蛇の古語と言われています。
ハハがハミに変化し、それがヘミ→ヘビ変化したようです。
ツツは筒でもあります。竹と同じという字です。
竹こそが何度も書いたように、ヒトの手を経ずして、中に密閉された空間を持つものとして、古来異界と繋がっていた物とされ、かぐや姫を生みましたし、その密閉性ゆえ魔を遮る物として使われました。
門から悪い物が入らないように新年には門松を建てますが、門松とは言ってもその主役は竹です🎍
「鬼滅の刃」で禰󠄀豆子が咥えている竹枷は、自らの中に潜む鬼を出現させないための呪具でした。
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カカの子どもはカカ子(カカシ)であり案山子です。案山子は一本足ですし、ヤマカガシという名の蛇も存在します。
蛇はその姿から龍神信仰にも繋がります。
能登地方のある石川県は昔の加賀の国、カカの国です。蛇年ではなく辰年の正月に地震に襲われたのは今にして思えば意味深なことでした。