人の世の不思議 出会い その③ | われは河の子

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さて最後は今までの話に比べたらつい最近と言ってもいい2年前のことなので覚えているフォロワーさんも多いかと思われますが、


 2年前の4月に私は待望のSCS、脊髄刺激療法の本手術に臨むため、お馴染みのA脳神経外科に入院しました。2ヶ月前の1月にはトライアル手術が見事に成功したので満を辞しての再入院となりました。


 前回と同じ3階フロアの4人部屋に入りますと、隣の窓側のベッドには私とそれほど年齢の変わらないと思われる男性がいました。

 なにせほとんどの患者は70代からそれ以上の方の方が多いのです。60代はまだまだ若手です🤣


 そこで自己紹介を交わすとその方はなんと富山県から脊髄にできた腫瘍の摘出手術のために紹介されて入院しているとのことでした。

 私は遡る4年前に脳出血で倒れた時もここ病院に半年間入院しましたが、その時からずっとお世話してくれていたPT(理学療法士)のKさんが、

 ここは院長が脊髄治療の権威で、道外からも紹介状を持ってくる患者さんがいるという話を聞かされていましたが、なるほどと思いました。

 それでその院長先生の方針もあって、SCSに力を入れていたのです。


 私は自身がSCSの手術を受けることを告げ、連絡先を交換するのに、何かSNSは利用されていないかと訊くとFacebookをやられているとのこと。

 それでそのMさんのお名前でFacebookを検索して、プロフィールを確認すると、その他にもアメーバブログもやられているというではないですか?ハンドルネームは「そば屋さのあんちゃん」でした。

「えーっ‼️Mさんって、そば屋さのあんちゃんさんだったんですか⁉️」それもそのはず、読書ブロガーとして知られるそば屋さのあんちゃんとは私は何年も前から相互フォロワーだったのです⁉️


 ブログの読者さんが病院のベッドで偶然に隣り合わせになる。しかもその方は道内のひとどころか遥か遠い富山からいらした人だったなんて、こんな偶然があるものかと心底驚きましたよ。


A脳神経外科の病室より東1丁目通りを望む。


 彼は富山の方ですが、かつて仕事で札幌に転勤していらしていたこともあり、地の利と土地勘には恵まれておりましたし、富山県民には珍しいと思われる熱烈なファイターズファンで、リハビリスタッフや看護師さんたちとの会話も盛り上がるタイプでしたし、本好きなだけでなく、知人だかご親戚に切り絵をやられる方がいるなどという共通点もあり、ここではなかなか読みたい本が入手できないとこぼしていたので、私は過去の経験から、3階のナースステーション当てに配送して貰えば取り次いでくれますよとお教えすると、馴染みの書店を通じて大量の本を病室に届けさせ、看護師さんたちを驚かせたそうです。


 そして彼は無事に難手術を終えて富山に戻られました。その後は向こうの病院でリハビリを重ね勤め先に復職しましたが、その後定年退職されて、現在は別のお仕事に就いているそうです。


 もちろん未だにブログを通じてやり取りは続いていますし、ご存じのように私のSCSも大成功に終わりました。


また同年3月にはこれも障害仲間で富山美女のくまみょんことくまみさんとも札幌狸小路でのオフ会でお会いすることができました😍


 不思議と富山の人とご縁があり励まされた年でした!


 こうして昨日から続いたエピソードを見てみると、KN大学のゴマキ美女も、帯広空港のKさんも、今回のそば屋さのあんちゃんも、ご本人たちにはその気は全くなかったかもしれませんが、その折々での私の運命を大きく左右する存在だったような気がします。

 その人から何か目に見えないエネルギーのような物が出て、私は正しい方向に導いてくれたような気さえするのです。

 これが人とのご縁という物でしょうか?

 とかく人の世は面白いです