まだ2年しか経ってないんだ⁉️ | われは河の子

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 昨日は一昨日に北海道を襲った低気圧とドカ雪の影響で、SCS導入以来最悪となる痛みに襲われて、ほぼ一日中臥せっておりました。

 麻痺側の左半身が満遍なく痛みましたが、特に顔の痛みが酷く、寝ていても健側の右を枕に付けて寝ているしかないので、寝返りも打てず、左は首が強い寝違えをしたような感じで、目の球だけを動かすことしかできませんでした。


 内科から処方されている糖尿病の薬と、てんかんの予防薬が昨日の朝の分から切れてしまっておりました。

 本来なら一昨日のうちに受診して、薬をもらってこなければなりませんでしたが、一昨日は不意のドカ雪でタクシーを呼ぶこともできませんでした。


 困っていましたら、今回も訪問看護師のMさんが未受診で4週間分の薬を届けてくれ、なんとかことなきを得ました。


 午後からになって少し痛みがマシになりましたが、慣れとは恐ろしいもので、SCSの導入以前は毎日このような激痛に耐えながら暮らしていたことをすっかり忘却しておりました。


 そして今日1月18日こそが、2年前にSCSのトライアル手術に臨んだその記念日でありました。




 SCSのトライアル手術とは、いわばお試し手術になり、本格的に身体の内部に本体機械(パルス・ジェネーター)を埋め込む前に、一度リード線と呼ばれる電極線だけを脊髄に沿って差し込み、外部電力から通電して、ちゃんと電気が来ているかを確認して、その次にはジェネーターに繋いで、機械ごとテープで体表に貼り付け、数日電気を流して実際に痛みが軽減するかを確認する手術です。


 パルス・ジェネーター実物模型


 ここで効果があってもなくても、数日間様子を見て、一旦差し込んだリード線を抜いて退院して、効果があった場合は傷が癒えるのを待っていよいよ本格的に全身麻酔で本体機械を埋め込み、再び差し込んだリード線と体内で繋ぎます。


 本手術後の私の体内レントゲン写真。

 左骨盤横にジェネーターが埋め込まれ、接続された2本のリード線が脊髄外腔に沿って上に伸び、胸椎の8番から11番に電極(ミシン目の部分)が当たるように配置されて、24時間休むことなく微弱な電気が脊髄に流れ、末梢から脊髄を通って脳に伝達される痛みの神経(電気)信号をブロックします。


 ですから本格的な埋め込み手術の前に効き目を確認できるわけです。


 私はこのトライアルだけでそれまでの激痛が7割も軽減しましたので、3月の本手術には何の不安もなく、待ち遠しくて仕方がありませんでした。


 私と同じ視床痛(脳卒中後疼痛)は、教科者的にはこのSCSが効き難い痛みだと、あらかじめ説明を受けており、成否の確率は50%と言われていましたし、仮に効果があったとしても、根治療法ではないので痛みが完全に消え去ることはないということでした。


 しかしながら私は7割もの痛みから解放されて、それまで低下する一方だったQRL(生活の質が一変いたしましたので、もうこの暮らしを何年も続けていたような錯覚に陥っていたのです。

 

 昨日の痛みで、元日以来続けて来たワンダーコアの腹筋700回のノルマ達成は16日間を持って途絶えたことになりましたが、今までの筋肉の貯金が1日で無くなったわけではありません。

 また新たに今日から積み重ねて行けばいいだけの話だと思います。


 それよりもまず2年前の今日の日に感謝ですね⁉️ニコニコ