電線河童 | われは河の子

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 無事に手術終わりました。

 やっと導尿カテーテルも外されましたが、明日の朝まで点滴に繋がれたままです。


 あまりにも不思議な体験だったので、詳細を語るのは拙筆ではなお数回を要すると思いますので、まずは速報まで。


今朝のクイズ。さすがに同年代のフォロワーが多いので、すぐにわかった懐かしのデンセンマン。



 これが現在の私の脊髄のレントゲン写真。

腰の辺りから針を刺してリード線を通し、全部で12個ある胸椎の7番から11番に当たるように配線しました。

 2本の線が上に向かって伸びており、黒いミシン目のような点々が電極です。

 術前にDr.に「今日でなくて構わないのでレントゲン写真いただけますか?」というめんどくさい患者のムチャぶりに、後日どころか1時間もしないうちに病室までコピーを届けてくださいました❣️




閲覧注意 ってもう見ちゃったね⁉️


 腰からくるくると巻かれた2本の電線が生えています。血に染まっているのが生々しい。

 電極河童の誕生です。



 本手術では体内に埋め込む機械を今回はそのままテープでわき腹に貼っています。バッテリーが内蔵されているのでリードに電気を供給します。

 (本手術埋め込み後も)手元のリモコンで、刺激の種類や強さを変えることができますが、とりあえず今のところは刺激を感じない程度の強さに設定されています。

 この2枚の写真は、今日の担当看護師のIさんが撮ってくれました❤️(どこまでもムチャぶり患者)


 左片麻痺の私にとって、今日のオペで一番辛かったのは、5年ぶりに取るうつ伏せの姿勢でした。麻酔は本当に針を通す部分だけの局所麻酔で、硬膜外腔をリードが通る時と最後に針を抜く時に鋭い痛みを感じました(麻酔があまり深くまで効いてないらしい)が、何ほどのことでもありませんでした。

 先生が正面から横からレントゲン映像を見ながら微妙にリードの位置を調整して、いよいよ電気を流してみました。


 これをどう表現したらよいのでしょう?

 体内に低周波治療器を当てられた感じというか、そんな刺激の後に、体表まで電気風呂に入っているような心地良い振動が伝わって来ます。


 私が一番それを感じたのはお尻のツインピークスの右の山頂でした。(筑波山でいうと女体山)

「みんつちさん、痛いのは左でしたよね?」

 聞くまでもないことです!

 そこでもう1本リードを挿入して、いろんな波長や強さで刺激を加えても、右側の方ばかり感じます。何回目かの刺激でようやく左にも感じることができましたが、これが麻痺のせいなのかはわかりません。明日先生に訊いてみたいと思います。

 しかし先生は「上手い位置にセットできました❗️」とおっしゃってオペを終わったので、別に刺激の感じ方はこれでいいようです。刺激を感じるのが大事なのではなく、それによって痛みが軽減するのが目的なのですから。

 低周波治療器も刺激の強さや感じ方は(トントン叩くような刺激やじわ〜っと揉まれるような刺激)のどっちでもよく、肩こりや腰痛が楽になったら目的を果たすことになるのと同じことです。

 そして前述したように、本人にはまったく感じない刺激でも鎮痛効果が出るように改良されているのが今のSCSなんだそうです。


 これから1週間から10日かけて、今度は自分でも刺激パターンを変えながら、実際に痛みに変化を感じるかどうかを確認することになります。

 つまり手術は成功でしたが、私に合うかどうか これからわかるということなのです。

 合っても合わなくても、退院時にリード線は一旦抜き取ります。

 あれ?その時にまた麻酔はかけるのでしょうけど、またカテーテルや点滴など大事になるのかどうかも明日訊かなければなりません。


 導尿カテーテルは抜けましたが、明日の朝まで点滴に繋がれたままです。

 麻酔が醒めて来たせいなのか、腰をひねったり、前かがみになると今まで感じたことのない激痛が左の腸骨に走ります。

 この痛みについてはIさんから逐次Dr.に伝えられていますので、そんなに心配する必要はないでしょう。電線河童は楽天的です❣️


 オマケ



PTのAさんが、新しくできた装具を見せに来てくれました。


 明後日の午前中に義肢装具士さんが来るので、その時履いてみて、その後微調整して引き渡しです。

 楽しみいっぱいの入院生活はまだまだ続きます。