放っておいたら延々といつまでも続きそうになって来たこのシリーズも一応今回で終了いたします。
私の少年時代に世間を騒がせた都市伝説の双璧は第一回目で取り上げた口裂け女と今回のこのかぐや姫の「私にも聞かせて」事件でしょう。
私たちの世代には説明するまでもないことですが、「かぐや姫」は1970年にデビューしたフォークバンドで南こうせつ・伊勢正三・山本パンダの3人からなり、デビュー3年後の1973年には「神田川」で160万枚の大ヒットを飛ばしました。
そしてその後何度も解散と再結成を繰り返すのですが、事件は最初の解散である1975年4月12日の東京神田共立講堂での解散コンサートで起こりました。
この時の模様をメンバーの南こうせつがやっていた「南こうせつのオールナイトニッポン」で放送したところ、そこに不気味な女性の声で「私にも聞かせて」という言葉が入っていたということが全国の中高生リスナーを中心に広がって社会現象にまでなりました。
その時の音源がこちらです。
拍手の後に聴こえます😱
女性の声のように聞こえますが、これはかぐや姫の大ファンだったけれども、不治の病でその時には死んでしまっているからコンサートには行けないと、番組宛てにファンレターを送って南こうせつに励まされた女性だとか、やはりコンサート直前に交通事故で生命を落とした女性だとかというまことしやかな説が唱えられました。
当時私は中学生で、吹奏楽部に所属していたためにフォークソングには興味がなく、オールナイトニッポンは鶴光の番組しか聴いていませんでしたから直接聴いた覚えはありませんが、こういうことが好きな女子を中心に大騒ぎになっていた記憶がありますし、その後もワイドショーや、都市伝説を紹介するテレビ番組でたびたび紹介されているので、私たちより若い世代の方でもご存知の方はたくさんいると思います。
フォークソング・深夜放送・カセットテープという70年代を象徴する都市伝説だったと思います。