ムエタイ(タイ式ボクシング)
バンコク・ラジャダムナン・スタディアムにて。
収容人数1万人を超える大会場で開催されるタイの国技。
立ち技格闘技世界最強の異名を取るだけに、血飛沫の飛び散るKO合戦を期待していましたが、われわれ世代にとって、そんなものは「空手バカ一代」の中での話であって、一晩の興行でKO決着が付くのは1〜2試合のみでした。
というのもムエタイは賭博でもあるので、最終ラウンドまでオッズを引き上げ、賭け金を吐き出させる必要があるため、ほぼ判定試合です。
逆にそのへんがリアリスティックだとも感じました。ショーアップされたプロレスとの違いです。
前座は12〜13歳くらいの少年たちによるマッチメークでした。
子供たちからチャンピオンクラスまでしなやかで鞭のようなキックの応酬は見応えがありましたが、太った選手は1人もいませんでした。