不死身の男 | われは河の子

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おはようございます😃

 先日来、今年のてんかんの大発作が多分危機的状況にあったこと、6年前の脳出血の発症時には駆けつけたニョウボにドクターが『今夜が峠です。』と告げたこと、それに先立つ尿管結石の時にも死亡率50%の急性腎不全を起こしていたことを述べて来ましたが、それら病気以前にも命からがらという経験がいくつかありました。


 なんといっても、乗っていた飛行機のプロペラが目の前で火を噴いた時にはもう半分死んでいました。



 この他にも母が死んだ直後にろくに休みもしないまま、次の出張に出るため、冬の国道を苫小牧港に向かって走り出したところを(高速道路はその時点ですでに通行止めになっていた)おりから発生した爆弾低気圧に伴う猛吹雪に巻き込まれて、完全にホワイトアウトしてしまい、身動きできなくなって苫小牧近郊の沼ノ端という原野帯にあるコンビニに駆け込んで会社にもう行けないと連絡した直後に缶コーヒーを買おうとしたらお金を出す指先が震えて口がもつれたので、てっきり脳梗塞だと思ってレジの女性に救急車を呼んでもらい、車を預かってもらって、苫小牧の夜間急病センターに担ぎ込まれた時もヤバかった。


ホワイトアウト時には10メートル先の点灯した対向車がこの程度にしか見えません⁉️

 結局それは脳卒中ではなく、母の急死から数日間、通夜や葬儀で忙しかったところに、すぐまた翌月の出張が重なり、出発せざるを得なかった状況で、車線の右を走っているのか左を走っているのかわからない猛吹雪の状態で、数キロに渡って走行していた疲労と恐怖感でパニック状態となり、血圧が220を超えていました。

 その夜一晩で、周辺の胆振(いぶり)管内で300台の車が生き埋めになり、30代の男性1人が一酸化炭素中毒のため死亡しました。

 最後の車が救助されたのは翌日午後5時のことでした。


 救助センターに担ぎ込まれて、点滴を受けた私は翌日には回復し、タクシーで沼ノ端まで戻ると、親切なコンビニの店員さんが、車の上に積もった雪を払い落としておいてくれたので、渋滞する36号線を何とか無事に札幌まで帰ってくることができました。


 しかしその時に当番の医師から聞いた話では、コンビニからの通報が30分遅かったら、普段北海道内では雪が少ない苫小牧地方で一気に40センチ以上降った大雪のために救急車が出動できなかったであろうし、無理して港まで走ってフェリーに乗船したとしても、その便は暴風雪のため津軽海峡で24時間錨を下ろして波が収まるのを待っていたため、そんなところで高血圧を起こしてひっくり返っていたら、助ける術がなかったかもしれないと言われました。


この二つのエピソードはいずれも出張、すなわち業務中の出来事であり、悪天候による天災で私に何の落ち度もあったはずではないのですが、

 こうして考えてみると、つくづく不死身体質なのか?と思ってしまいます。


 けど慢心して油断だけはしないようにしよう⁉️