重陽 | われは河の子

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 今日九月九日は五節句のひとつ重陽(ちょうよう)です。


 季節の変わり目を認識して厄を払い、新しい季節を祝う節句は、陰陽道で、陽の数とされる奇数の月の一月七日の人日(一月一日は元旦なので節句は七日にずらされた)に、七草粥を食べることで厄を払い招運を祈願します。

 三月三日は上巳(じょうし)で、菱餅と雛あられを食べます。

 五月五日は端午(たんご)で、ちまきと柏餅です。

 七月七日は七夕(しちせき)で、あまり一般的ではないかもしれませんが素麺がこれに当たります。


 そして一桁の数字の中で最大の奇数(陽数)である九が重なる今日九月九日が、陽が重なる重陽となり、菊を酒に浮かべた菊酒を飲むのが慣いです。


 昨夜は片麻痺オンライン当事者会のオンライン飲み会でしたが、私はそれにあやかって菊正宗を飲みました(一日早いけど)



 本当は石川県の銘酒「菊姫」を飲みたいところでしたが、この辺のスーパーではおいそれと入手できませんショボーン


 写真はお借りしました。

 ここでいう菊姫とは石川県の霊峰白山の白山比咩(はくさんひめ)神社に祀られる菊理姫(くくりひめ)のことを表します。


 菊理姫という神は古事記には登場せず、日本書紀の一書のみに1行だけ記述のある謎の神で、死んだ妻のイザナミノミコトを冥府まで訪ねて行って、見るなと言われたのに、その醜く腐敗した姿を見て恐れおののき逃げ帰ろうとしたイザナギノミコトに何事かを語りかけた神として登場します。裏切った夫を呪い追いかけたイザナミも結局は和解して、互いの誠意を示すために禊ぎをしてその時に生まれたのが、災いや穢れを払う祓戸(はらえど)の四神や、アマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴神などです。

 ここから菊理姫は縁結びや、人と人とを取り持つ神様として信仰されています。


 人と人との縁といえば偶然ですが、



 私のブログのフォロワーさんの数と私がフォローしている方の数が一致しています。

 もちろん、フォローしていただいた方をすべて後追いしてフォローしたわけではありません。

 本当に偶然の一致です。






 毎月のように金沢に出張して、仕事終わりの打ち上げで「菊姫」を飲んでいたご利益が今頃叶ったのでしょうか?