一方で、鳥類におけるダンスは求愛行動であることも知られています。
子孫を残すための第一歩なのです。
これは人類にも言えることで、ダンスはパートナー獲得のためのものであり、エロティックさを伴います。
ストリップショーやポールダンスが(見たことはないけど)卑猥なのは当然ですし、昔流行ったランバダなんて、不必要なまでに腰や股間を密着させていました。(踊ったことないけど)
先に神事としての舞踏を挙げましたが、我が国におけるその最初のケースは、天岩戸がくれの時に岩屋に籠ったアマテラスを導き出すためにアメノウズメが胸乳を出し、陰部をさらけ出して踊ったものでした。女神のエロスですが、女を誘い出すのに女の裸は効きますかね?
アマテラス男神説の一根拠となっています。
さて何度かご紹介したことがありますが、大学3回生の夏休み、われわれ産業社会学部社会病理学ゼミは長野県乗鞍高原にゼミ旅行へと出かけました。もちろん希望者のみの参加でしたが、蓋を開けてみると、担任の佐々木嬉代三教授を筆頭に、学生は男女それぞれ10人ずつでした。
そんな偶然に感謝して、バスの中でくじ引きをして10組の即席カップルを作り、上高地の河童橋の上でそれぞれ記念写真を撮りました。
さらに最終日の夜。大広間での相変わらずの大宴会が終わった後、どういう経緯だったかは忘れましたが、テーブルや食器をバタバタと片付けて、時ならぬチークダンス大会が始まったのです。
普段のゼミでは、唾が掛かるほどの論戦はあっても、手さえ握ったことのない者たちが、何かに憑かれた様にパートナーを替えては踊り耽ったのです。
後に卒業アルバムの中で藤岡君が『あの時は皆んなのエロさに驚いた!』と、コメントしておりました。
(自分も踊っていたくせに)
幸か不幸か?我がゼミではカップル成立の噂は幾組かあり、結婚にゴールインしたのも一組あります。(上高地のペアではなかったけどね。)
しかし生前の佐々木先生は、君たちのクラスは誰からも仲人に呼ばれなかった。と、飲む度にご不満を溢されておりました。
今呪えエロの舞い←回文 (・◇・)