泌尿器残酷物語 | われは河の子

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「じゃあ明日退院しましょう。後で管も抜きますね」
先生はそう言ってくれた。
昨日の朝の回診時。

微熱は残っているものの、体重も減って来ている。
下半身に不快感な痛みはあるが、管を抜くまでの辛抱だと思っていた。

ところが、今回抜くのはムスコさんから膀胱までのもので、両方の腎臓から膀胱までの2本はそのまま残すという。
石が腎臓にあるので、尿路を確保するということなのだろう。まあ、とりあえずションベン袋さえ取れたらいいや。

一瞬の激痛はあったけど、あっという間に管は抜け、身体はたちまち軽くなった。後は、自分で出す尿の勢いと残尿量の測定だけ。

昼食もペロッと食べ終え、やがて尿意を覚えたので検査開始となる。

 しかし・・・

特殊な便器に真っ赤な小便がほとばしった瞬間、下半身に大輪の花火が炸裂したような痛みが広がった。イテテテテ・・・

看護婦さんに伝えると、抜いたばかりだからしばらくすると収まるという。
ベッドに戻ったが、痛みがいろんなところに出て来る。
そのうち熱も38度台に上がってきた。

また座薬と、筋肉への痛み止めの注射。
明らかに、膀胱や尿路が痛い。ってか、どんどん痛くなってくんですけど。
 夕方、手術を終えて見に来てくれた先生が出した結論は

退院延期 だった。二日間休んでいた膀胱が、柔らかいとはいえ異物のカテーテルに刺激されて痛みを出したんだろうとのことで、

夕食は痛みのため一口も食べられず。見舞いに来ていたニョウボが全部食べて行った。

夜、熱は更に上がり39.4度まで行った。
サウナに入ったような汗が噴き出し、看護婦さんに頼んで三度病衣を替えてもらった。

夜中、同室患者さんの、シャッターを降ろすようなイビキと屁の爆音にさらされて、朦朧とする意識の中で朝を待った。

今朝一度下がった熱は今また7.6度です。
もうこうなったら、後の事考えても仕方ない。まずはしっかり治療します。