高1の頃、夏目漱石の「こころ」の国語の授業があった

本は10年おきに読み直すと、感じ方が全く変わると先生が言っていた

※夏目漱石、学生の頃5冊くらい読んだがあんまし好きではなかった。その後読んでない。

 

たしかに、村上春樹も村上龍も、学生時代読んだら三流ポルノ小説みたいに思えたが、

10年くらい経ってから読んだら、読後にしばらく立ち上がれないくらいの衝撃を受け、

こいつら神か?というくらい印象が変わった

 

音楽でいうと、GLAYとかミスチルとか商業主義に迎合したあとのB'Zとか、

(=ダメ男っぽい曲が多かったのに、カッコよくなりすぎて全部同じような曲に聞こえるw)

当時は好きだったけど、今聴き直すと完全に懐メロという気がするw

でも、初期のB'Zは今聴き直しても全然古くなく、

(特に「Gimme Your Love」は最高)

アルバムのRiskyとかは傑作だなと思うし未だに聴く。

 

子どもの頃一番好きなアーティストは渡辺美里だった

中でも「跳べ模型ヒコーキ」という曲が自分の中でのナンバー1だった

もともと夏の曲を歌うイメージだが、

子どもの頃の夏の夕暮れ時を思い出すノスタルジックな雰囲気の曲だった

リモートワークだと曲聴きながら仕事してることが多いが、

これは未だにマイベストアルバムに入っている

 

そもそも小室哲哉がプロデュースしていたので、

初期の頃はかなり小室哲哉ぽい曲ばかりだったし、

小室の曲ばっかり聴いていたが、

10年目あたりでは小室哲哉が作曲することはなくなり、

曲のテイストが完全に変わったので、

遅くとも2000年以降は全く聞かなくなった

 

最近ふと、冒頭の国語教師の言葉を想い出し、

渡辺美里のアルバムを一気に大人買いして聴いてみると、

小室哲哉以外の曲の方が全然いい曲が多いなと感じた

自分の感性が変わったのか...

 

しかし前から思っていたが、

渡辺美里の歌はよくある「等身大のナントカ」

と大衆の共感を呼ぶような世界観というわけでもなく、

リアルな心の機微を丁寧に描いてるとも言えず、

完全に浮世離れしているというか、ファンタジーの世界を外側から眺めている状態

ザ・渡辺美里ワールドという気がする

自分が聞かなくなったあとの2000年以降のアルバムも、

その世界観は全然変わっていなかったw

 

ただまあ、ファンタジーでも圧倒的な歌唱力があれば黒も白となるというか、

その世界観にねじ伏せられる感じがする

とにかく何か前向きでポジティブな気分にはなるので、

メンタルの安定には良い

何かとモチベーションの原動力になっていたマイレボリューション聴くと、

未だに「やってやる!」という気になるw