私は、毎日、オリンピックを徹夜をしながら
観ている。
選手に、競技に、ままならぬ人生ドラマに
感嘆、驚愕しながら観ている。
でも、一方では、オリンピックの
胡散臭さと商業主義に、
平和の祭典といいながら
ガザ、ウクライナ、ミャンマーなどの
紛争地との格差に
戸惑っている。
妻 「選手が家族に支えられていると
よく言うけど、
スポーツに専念できるのだから
恵まれているのよ。
貧しい国、家庭の子なんか、
スポーツなんかできないわ」
妻は、私ほど、オリンピックに関心はない。
・オリンピック開催、出場国は、金持ち国家である。
（今や、G20くらいの先進国でしか
オリンピックは開催できない）
・メダル獲得数は、国家経済力に比例する
（ガザのパレスチナ人は
スポーツができるわけがないし、
施設と高額なスポーツ用具も
必要である）
・ロシアが出場していないから
日本の獲得メダル数は
必然的に多くなる。
・東京、長野オリンピックをはじめ
過去、日本で開催されたオリンピックの
収支決算報告は、不明である。
（いくら費用がかかったかは
正確な公表は無いままである。
オリンピック費用だけでなく
道路などアクセス関連事業費も
いくらかったかは
正確なことは誰も知らない）
・オリンピック（すべてのスポーツ）は、
映画、ドラマと同様に、娯楽産業である。
・スポーツ産業で生活している人は
世界中に、数えきれないほど多い。
（選手、スポーツ用品メーカー、提携企業、
イベント会社、マスコミ、旅行者など）
・高額な建設費がかかった施設は
維持費がかかり、
ペンペン草が生える廃墟になる
・スポーツ産業は
武器弾薬、兵員を消費するだけの
戦争産業と同じ構造である。
妻 「パリオリンピックで
選手への待遇が悪いとか言ってるけど
東京オリンピックなんか
オモテナシとか言って
多額の税金を使って
外国人に好い思いを
させただけじゃない」
例えば、東京オリンピックをやって
誰が一番、儲けて、楽しんだのだのだろうか？
全国民が、喜んだとは言い難い。
（すぐに思いつくのは
オリンピック貴族と言われている
オリンピック委員会の高級官僚
であるけど・・・
美味い飯を食って、最高級ホテルに宿泊し
選手を使って、金儲けの新しい手法を
推進する）
選手は、基本的に、使い捨てである。
ガザ、ミャンマー、アフガニスタン、イラク
アフリカ各地の紛争国は
スポーツどころではない。
オリンピックが、スポーツの祭典ではなく
金持ちの祭典、道楽にしか
見えなくなってきた。
オリンピックにかける費用と人材があれば
世界の貧困、格差の解消に
どれだけ貢献できるのかと
思ってしまう。
ここまで考えてくると
スポーツだけでなく、芸術文化も
同じかも知れない。
「人間は、パンのみにて
生くるにあらず」
（人間は物質的な満足だけでなく
精神的な満足も必要）
パリオリンピックが
戦争と平和の仇花に
見えてきた。
（花は咲いても、実を結ばない、
無駄な花・・・）
と書いてきましたが
徹夜でオリンピックを見ている
私です。
この矛盾を解消できない私です・・・トホホ、嗚呼。
最後に、選手への誹謗中傷が多いそうですが
日本の経済力の低下による
家庭の貧しさと
格差が生み出した
結果だと思います。
日本の中流（中産）階級の崩壊を止めないと
日本の未来はありません。
中流階級が少ない国家は
政治が混乱し、治安が悪くなり
国家が機能しなくなります。
日本は、上級国民と下級国民だけの
国家になるか？どうかの？
瀬戸際です。
次の総選挙は、重要です。
国民の半数は、投票しません。
日本の未来は、暗いです・・・たぶん
ロゴマークに、目と鼻が無いのが
何か暗い将来を
暗示しているような気がします
なお、大阪万博のような万国博覧会は
終了産業イベントです。
オリンピックほど集金力は
期待できないでしょう・・・たぶん。