永源寺 → 湖東三山・百済寺 → 同・西明寺 

 と廻って、最後の金剛輪寺へ向かいました。

 

 

長い石段が続くのですが、

  バスツアーのメリットで、

     本堂近くまでバスで上がり

        楽な参拝となりました。

 

  (自家用車は、麓の駐車場から

     長い石段を上がるから大変です)

 

 

駐車場前にある総門です。

 

  黒色をしているので、黒門とも言われています。

 

 

石畳をゆるりと上っていきます。

 

 

参道沿いに「千体地蔵」が続きます。

 

地蔵は、「地蔵菩薩」の略で、お釈迦様が亡くなった後、

  弥勒仏が現れるまで、この世を救済する菩薩です。

 

  道祖神としては、村へ入る疫病を防いだり、

    旅人の安全を願う、魔除けなど

      様々な役割を担っています。

 

 

地蔵には、寄進者の風車、涎掛けが結ばれています。

 

  地蔵様は、子供を災厄から守る菩薩なので

    自分の子どもが無事に成長することを願って

       涎掛け、頭巾を奉納するということだそうです。  

 

 

 

水子供養は、江戸時代、浄土宗の僧侶が、

  水子に戒名をつけたのが始まりだと言われています。

 

  当時は、7歳までの子供の葬儀をしなかったためでした。

 

  全国的に広がったのは、1970年代からだそうです。

 

幼なくして亡くなった子供は、「三途の川」が渡れず、

  「賽の河原」で石を積みますが、鬼がすぐに崩します。

 

地蔵菩薩が、この苦行から子供を救うということから

  地蔵信仰がはじまったようです。

 

 

二天門(重文)が現れます。

 

  室町時代前期の建築で、2階建てだったようですが、

     現在、2階は失われています。

 

 

金剛輪寺は、行基が、奈良時代の737年か741年に

  創建したと言われいます。

 

平安時代に天台宗の円仁が、中興したと言われています。

 

戦国時代は、織田信長の焼き討ちにあいましたが、

   僧たちの努力で、本堂焼失などは

      免れたそうです。

 

 

本堂(国宝)は、鎌倉時代の1288年、元寇戦勝記念

  と言うわれていますが、南北朝時代というのが

    正確なようです。

 

 

本堂の近くに、三重塔(国宝)があります。

 

 

鎌倉時代の1246年建立とと言われていますが

   南北朝時代が正しいようです。

 

 

織田信長の焼き討ち以降、荒れ果てていたのを

  1975年頃に修復し、現在の姿になったそうです。

 

織田信長は、比叡山延暦寺を焼き討ち後に

  湖東三山を焼き討ちしたのですが

     何となく、家来たちは、信長の意に反して

        全焼させずに、総門などを燃やして

          焼き討ちしたように

           見せかけたのではないかと思いました。

 

 

総門から千体地蔵参道の間に、名勝庭園があります。

 

 

明寿院という本坊にあります。

 

 

参道からは、脇にあるので、気付きにくいです。

 

 

桃山時代から、江戸時代までの庭園が

                   連なっています。

 

 

バスツアー客でも、気付かないままの人がいました。

 

  (ほとんど、庭を巡る時間が無かったのですが、

     好奇心の強い私が行き出すと、

        何人かは、付いてきて、

           名園を鑑賞出来ました。)

 

 

嗚呼、紅葉が真っ盛りの頃に、来たかった・・・トホホ

 

 

素敵なお庭です。

 

  (この美しさを伝えられない・・・

      写真が下手くそだなあ・・・トホホ、嗚呼)

 

 

妻は、最近、絵馬を集め出しました。

 

  (我が家のトイレに、飾ることが多いのですが・・・嗚呼)

 

 

こうして、永源寺と湖東三山(百済寺、西明寺、金剛輪寺)を

  日帰りバスツアーで巡りました。

 

紅葉狩りには、少し早かったのですが

   良いツアーでした。

 

    (京都駅9:30出発で、夕方6時頃に戻ります。

 

        昼食は、千成亭の近江牛のすき焼きでした。

 

    安いツアーですので堪能できるほどではありませんが

       コスパはとても良かったです。

 

    土産物屋の人は、本店などでバッチリ食すると

       とても美味しいと言っていました)

 

御朱印を集める方には、バスツアーは

  とても忙しくなりますから、注意してください。

 

湖東の寺々は、狭い山道を走るので

  運転が達者な方でないと、大変かもしれません。

 

お寺も、長い石段を上るので、お年寄りなどには

     体力的にも、大変かもしれません。

 

  (信長の軍勢も、

       攻め上がるのが嫌になったのかも)

 

滋賀県は、京都に負けないくらいの

     素敵なお寺の宝庫です。

 

是非、観光、参拝をして下さい。

 

良いお寺がたくさんありますよ!

 

  (妻 「一気に、4つもお寺を巡ったら

        写真を見ても、

          どれが、どのお寺の写真か

             分からなくなったわ・・・」

 

   私  「どの寺でも、

          インスタ映えするからなあ・・・」)

 

     

 

*********** 永源寺湖東三山記事を

             終わります ***********