奈良競輪場へ行った。

 

前々から気になっていたので

  時間があったので寄ってみた。

 

 

平日の朝、10時30分頃でした。

 

入り口には、ガードマンがいました。

 

私  「今日は、競輪やっているんですか?」

 

ガードマン 「やっていますが、

           高松競輪をやっています」

 

私 「????」

 

ガ 「ここではレースが無くて、

     高松競輪の車券を買うことができます」

 

私 「?????」

 

よく分からなかったのですが、

  入り口で高松競輪のレース表をもらいました。

 

 

場内地図に年期を感じました。

 

 

ほとんど誰もいません。

 

 

奥に、チラホラ人が見えました。

 

ともかく、競争路(バンク)へ行ってみました。

 

 

大きな競技場でした。

 

レースがないから、誰もいません。

 

  (奈良競輪場でのレースは、月に1回3日間するのが

      普通のようです)

 

 

今日は、競輪競技がないようです。

 

 

ともかく、競技場から奥の建物、車検売り場を目指しました。

 

 

10人のお年寄りが、座って、高松競輪の中継を見ていました。  

 

さらに奥へ行くと、大型スクリーンにステージがあり

   40人?くらいのお年寄り中心の方々が座っていました。

 

  (雨の日でも、レースが見えます。

 

    レースが無い時は

        場外車券売り場になっているのです

 

   競輪は、毎日、全国どこかの競輪場で

         レースが行われているようです)

 

 

せっかく入ったんだから、博打をしてみようと思い

  30代のガードマンに声を掛けました。

 

   (ギャンブル場なので、

       ガードマンがおちこちにたくさんいて

          実は、観客と同数いるんじゃないかと・・・

 

       ガードマンは目立つ制服を着ているので、

           地味な服装の観客より

              目立ってしまします)

 

私 「車券は、幾らですか?」

 

ガ 「100円から買えます」

 

  (「安い!」と心の中で叫びました)

 

私 「初めて、車券を買うのですか?

          どうしたらいいのですか?」

 

ガ  「こちらにあるマークシートに

      記入します」

 

記入台まで案内してくれました。

 

私  「どうやって?」

 

ガ  「高松競輪の2レースの

      締め切りが迫っていますので

         それを買ったらいいかと思います」

 

ガードマンが、車券の買い方を教えるのは

  法律違反かもしれませんが、

 

私 「どうやって、マークをしたらいいんですか?」

 

ガ 「高松競輪にマークして・・・・・」

 

と、一から十まで、丁寧に教えてくれました。

 

ガ 「賭け方に、いくつか種類があって・・・」

 

全部説明してくれましたが

  よく分からなかったので

     何でもありのワイドを選びました。

 

ガ 「ワイドは、当たりやすいので、

       賞金が少なくなります・・・・」

 

私 「選手はどうやって選んだらいいのですか?」

 

ガ 「いろいろあって、出走表をみて

     年齢とか、出身地とかあるのですが・・・」

 

私 「??????」

 

ガードマンが、ギャンブル方法を教えるのは

  違法なのかもしれないからか

    説明がなくなりました。

 

よく分からないので、出走表の年齢をみたら

  驚きました!

 

20代~50代までの7人の選手が

     出走するのです。

 

どう考えたって、

   20代が、50代に負ける訳がありません。

 

年齢別にレースをしないのが

      不思議でなりませんでした。

 

  (ガードマンの人は、

    年齢バラバラでレースをする理由を

       知っているようなのですが、

         素人の私への説明を

             諦めたようでした)

 

2レースの出走表で、若い順にマークしました。

 

私 「どうやって、車券を買うのですか?」

 

ガ 「こちらで買います」

 

車券売り場は、自動販売機になっていました。

 

ガ 「まず、お金をこちらへ入れて下さい」

 

 私は、100円をいれました。

 

ガ 「カードを入れたら、車券が出てきます」

 

生まれて初めての車券を買いました。

 

    (競馬場へも行ったことがない私です)

 

 

椅子に座って、高松競輪2レースを

  大型スクリーンに座って観ました。

 

レースは、3周くらいバンクを走り、

  3分くらいで、あっけなく終わりました。

 

配当金の表示まで、少し時間がかかりました。

 

  (写真判定になったためのようでした)

 

 

見事、1着3番、2着7番の大的中です!!!!!!

 

配当金は160円!

 

つまり、60円の儲けでした!

 

安いですが、損をしなかっただけ我ながら立派です。

 

これこそ、恐るべき、ギャンブル中毒が生まれる

  「ビギナーズラック」です!!!!!!

 

もし、10万円を、ワイドでなくて・・・・

  と、考えだしたら、ギャンブル中毒一直線です!

 

そこは、冷静に、マグレ、マグレと

       思い込むことにしました。

 

  (たかだか160円ですので

      嬉しかったけど、大興奮には

         到底なりませんでした)

 

さて、当たり車券をどうしようかと

  車券売り場へ向かったら、

    かのガードマンが小走りで

      やって来ました。

 

ガ 「すごいですね!

      大的中ですね!」

 

  (ガードマンの方が

    私より興奮して、

       喜んでくれました

 

    良い人です!)

 

私 「ビギナーズラックって

      本当にあるのですね」

 

ガードマンに、当たり車券の

  換金を方法を教えてもらい

     配当金160円をゲットしました。

 

 

次の3レースをどうしようかと思ったのですが

  1時間以上待つようになるし、

     物見遊山で寄っただけですので

       帰ることにしました。

 

 

映画でよく見た、予想屋ブースがありました。

 

  (正直なところ、こんなに人が少なくて

         商売になるのか?不思議でした)

 

 

ビギナーズこルームがあったのですが

     誰もいませんでした。

 

 

女性競輪選手がいるのには、驚きました。

 

  (オリンピックで女性自転車競技があるから

     当たり前のことだと、気がつきました。

 

   でも、男女別にレースをするんでしょうね)

 

 

30分ほどの、奈良競輪場の探訪でした。

 

思ったことは、いろいろありました。

 

※ 1000円あれば、一日中、遊べる場所かもしれません。

 

   年金暮らしのお年寄りの、

     ちょっとしたレクリエーションの場だと

       思いました。

 

       私も近々、通うかもしれません。

 

※ レースがない日は、野外ステージなどの

     イベント会場になるんじゃないかと思いました。

 

    (売店もあります。

     屋内ステージもあります。

     小さなコンサートなら、充分にできます。

 

     ただし、女性トイレが少ないかもしれません)

 

※ コスプレのインスタ映えする

    シュールな空間だと思いました。

 

    (コスプレ会場になると思います。

      駐車場は広いし、西大寺駅から

         歩いて15分もあれば来られます。

 

     バスも走っています。)

 

ともかく、レース競技がない日が

  あのままでは、もったいないと思いました。

 

小津安二郎の名作「小早川家の秋」(1961)で

  中村鴈治郎と浪花千栄子の名優二人が

    訪れた奈良競輪場です。

 

  (この映画のシーンの紹介展示でも

     あるのかと思ったのですが

        無かったようです・・・たぶん

 

 

下図の右下が1961年頃の奈良競輪場

 

 

   奈良競輪の関係者には

      是非、映画ファンには有名な

         撮影スポットだということを

            宣伝して欲しいです。

 

   例えば、映画にあるような

      木造の観客席を再現するとか・・・

 

  ついでに言うと、ラストシーンで有名な

     木津川の流れ橋(上津屋橋)も

       少し足を延ばせばあります。

 

ともかく、シュールに、時代に取り残された

  異世界が、奈良競輪場です。

 

入場は無料ですし、

   不思議なインスタ映えを撮影できる

      スポットだと思います。

 

是非、一度は訪れて見て下さい。

 

ただし、ギャンブル中毒には

   ならないように!

 

なお、レースがある日に、

  奈良競輪場へ行ってみようと思いました。

 

そして、車券を買って、生レースを観るぞ!