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副題「太平洋戦史に学ぶ」

 

最終的に、負け戦となった太平洋戦争で

  日本民族がどのように考え、行動し、

     敗れ去ったかを、

        データで分析しながら

  客観的に捉えようとした本です。

 

 

日本軍の負け戦の研究書としては

  名著「失敗の本質 日本軍の組織的研究」

     があります。

 

  (個々の大作戦を論じて、

     日本民族とはどんな民族なのか?

          を追求しています。

 

    「本質」は、日本人必読の書です!)

 

この本は、視点を変えて、

  日本民族(特に戦争指導者)が

    何を考えて、どのように戦争をし、

      負け戦になったかを論じています。

 

読んで、嬉しくなる本ではありません。

 

戦争指導者たちが、いかに

  主観的で、非論理的で、無責任であるかを

    論じています。

 

精神論、楽観論、ご都合主義で、独善に陥って

  戦争を始め、負けたかです。

 

勝っても精神論、負けても精神論。

 

勝っても、負けても、反省なし。

 

悲しくなります。

 

どうも日本民族には、学習障害が

    あるのかもしれません。

 

  (コロナ対策でも、進歩は無かったような・・・)

 

そして、最終判断、決断ができなくて

  人任せで、その場凌ぎばかりで

     多くの無駄な犠牲を生みました。

 

  (情報収集能力も弱く、

     その分析も甘いことばかりでした)

 

真珠湾攻撃などの初期は

  単に、連合軍側が準備不足だっただけなのに

     勘違いしてしまったようです。

 

  (博打うちの山本五十六は、

    勝負時を知っていたが

     ミッドウェーの大勝負で

       アメリカ人の合理性、分析力、決断力に   

          負けました・・・トホホ、嗚呼)

 

この本を読めば、日本民族は、

  リスク管理が苦手なことが

     よく分かります。

 

  (世界一の軍隊を作るには

      兵士 =日本人= 戦闘(兵士の戦争)

      将校 = ドイツ人 = 戦術・作戦(軍隊の戦争)

      将軍 = アメリカ人 = 戦略(国家の戦争)

 

     と、言われているからなあ・・・嗚呼

 

   プーチン戦争を見ていると

        ロシアは、戦争下手です。

 

   物量、人員で、ウクライナを

      押しつぶそうとしているだけで

          戦闘、戦術、戦略は

              無さそうです。

 

    負けはしませんが、勝てないと思います。

 

    ただし、ウクライナが、ロシアの物量に

       どこまで、耐えられるかですが・・・嗚呼。)

 

失敗したらとか、想定外の事が起きたらとか

  リスクをほとんど予想せず、独りよがりの

     楽観論で戦争をしていたことを

        この本で教えてくれます。

 

戦争は、兵站力で勝敗が決まります。

 

資源のない島国なのに、

   東南アジアの石油、資源を当てにして

      戦争を始めました。

 

この本では、輸送船を守る守ることができず、

   自滅していく過程をデータで

       教えてくれます。

 

そして、気がつけば、輸送船を沈められて

   手遅れのまま負け戦にとなります。

 

似たようなことは、パイロット不足でも

        起こります。

 

戦争は、継戦能力(兵站力)が

   大切だということを

      この本は指摘しています。

 

  (最近、「防衛力だ」と叫んでいる人が

     多いですが、この本を読んで、

       太平洋戦争中と現代の日本が

          何も変わっていないこと

            資源小国であることを

              理解してから、

      国防について、論じて欲しいです。

 

      例えば、自衛隊の弾薬備蓄は、

         1週間で使い尽くすと

             言われています・・・トホホ)          

 

この本の指摘で面白いと思ったのは

  故事からの四字熟語をプロパガンダにして

     太平洋戦争を戦ったということです。

 

そして、岸田政権の「異次元の少子化対策」が

      太平洋戦争の二の前に

           なりそうだということです。

 

つまり、安倍元総理、岸田政権とも

  耳当たりのいい言葉を言って

    ムード作りをするだけで

       実質的に何ら実績を伴わない。

 

この本が言うところの

  スローガンで太平洋戦争を戦ったのと

     同じだということです。

 

戦争は、勝敗に関わらず、

  分析をし、反省し、教訓を得て

     改善をしなければなりません。

 

この本が指摘するように、

     日本民族は、できませんでした。

 

  (アメリカは、どんどん学習し、

      日本軍を追い抜いて行きました)

 

日本民族は、太平洋戦争で

  何も学んでいないのではないかと

     思いました。

 

読めば読むほど、

   日本民族の学習障害を

       教えられる本です。

 

  (忖度で戦争をしています・・・トホホ、嗚呼)

 

この本は、多岐にわたる本ですが、

  とても読み易く、論理的なので、

    ミリオタでない素人の人でも

       充分に理解できる本です。

 

この本のエッセンスは

  仕事や人間関係において

     教訓となるはずです。    

 

ぜひお読み下さい。

 

この本を入門書として読み、

   次は「失敗の本質」を

      是非、読んで下さい。