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東ドイツの女性諜報部員が

  ベルリンの壁崩壊後に

     裏切りを追求し、

        裏切り者に復讐するドラマです。

 

 

1990年前後の、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツを

  舞台にしたレトロに焦点を絞ったドラマです。

 

東ドイツ・秘密暗殺者要員の女性諜報員クレオが

   東西冷戦の秘密に絡んで

      裏切りの謎を暴いていくドラマです。

 

このドラマの魅力は、

  東ドイツ時代の文化、風俗、ファッション

    軍服、家電、自動車などの

      レトロ物です。

 

 (旧ソ連、旧東側のポスター、彫像、

    建築物などの共産主義文化芸術は、

      無骨で、直接的で、型ぐるしさ

         硬直さが魅力です。

 

    私の好きな芸術分野です)

 

リアルなスパイ物に仕立て上げず

  ブラックコミカルな要素をもっているので

     物足りなく感じるかもしれません。

 

1990年前後の、東西ドイツのノスタルジーが

   このドラマの主役のようです。

 

ベルリンの壁崩壊で、東ドイツの官僚組織が

   分解していく世界を描いています。

 

 (ひょっとしたら、製作者たちには

     東ドイツ関係者がいるのかもしれません)

 

個性的な俳優たちばかりですが、

  ワンシーンしか出てこない

    チョイ役の脇役が

       いい味を出しています。

 

  (ホテルの受付係とか・・・

     そして、クレオの母親・・・)

 

心躍るようなドラマ展開ではありませんが

   観だしたら、謎解き、結末が気になるので

      最後まで観てしまいました。

 

このドラマの主役は、

   ヒロイン・クレオの祖父です。

 

祖父の存在が、このドラマの魅力

   面白さを生み出しています。

 

 (クレオの幼少期からスパイ養成までの

     ドラマが一番良かったです)

 

お時間があればご覧ください。

 

最後に、

  ドイツ人が観たら、どんな感想を持つのか

     気になりました。