自閉症スペクトラムの弁護士ドラマです。
韓国には、障碍者を主人公にした
名作映画、ドラマが多いです。
「神様こんにちは」「オアシス」「猟奇的な彼女」
「ムーヴトゥーヘブン私は遺品整理士」
「サイコだけど大丈夫」「マラソン」
「頭の中の消しゴム」「このエリアのクレイジーX」など・・・
1話だけしか観てませんが
嵌まってしまいました。
と書きましたが、実は、素直に
ドラマを楽しめないのです。
私の娘も、自閉スペクトラム症候群の
ボーダーなのです。
このドラマの主人公ほどの自閉度は
高くはありません。
ヒロインのように、こだわりが強く
他人の感情をみるのが苦手です。
一言でいうなら 「空気を読めない」
ゆえに、このドラマを観ながら
当事者である娘のことを
考えてしまうのです。
今の流行りの言葉で言うなら
発達障害を抱えている娘なのです。
それもボーダー、境界領域の
発達障害です。
見た目の社会性は健常者と変わりませんが
少し一緒にいると、
すぐに他人は分かってしまいます。
ゆえに、小中高とイジメにあい
2次障害の後遺症もあります。
娘 「身体障碍者が羨ましい。
私のような精神障碍者は
見た目で分からない」
よくできたドラマです。
自閉症を誇張して表現しています。
当事者、関係者以外の視聴者は
面白く観ることができるできると思います。
ギフテッド、サヴァン症候群の主人公です。
「レインマン」と同じ自閉症が主人公です。
このドラマを観て、
自閉症、発達障害への偏見が
面白おかしく
増えることがないことを
願っています。
演技の上手い俳優がばかりなので
安心して観ることができます。
シナリオも、ストーリー展開も
申し分がないです。
純粋に、よくできた韓流ドラマです。
是非、ご覧ください。
社会に上手く適応できない人間が
たくさん世の中に生きていることを
このドラマで気にかけて下さい。
社会で生きるのが下手な人間が
多いことを、このドラマで
知っておいてください。
娘が教育心理学の授業で
発達障害の学習をした後
大学の教授にレポートで質問しました。
娘 「発達障害の同僚と
一緒に仕事ができますか?」
(もっとストレートな表現で
質問したようなのですが、
私のうる憶えですいません・・・トホホ)
返事がなかったそうです・・・。
最後に、妻と二人で
娘がいない時に観ることにしました。
ドラマのように、私の娘が
幸せになれないのが
現実なので・・・
(ドラマのヒロインは、幸せになるような
エンディングになると思うので・・・)
最後の最後に
死刑になった秋葉原事件の犯人を
一方的に断罪できない自分が
あります。
社会で防ぐことが可能な
犯罪だと思えるのです。
(山上容疑者も・・・)
ハンディのある人に、
優しい社会、日本になって欲しです。
アンビバレントではありますが
最後までこのドラマを観ます。
恐るべき韓流ドラマ映画界です。