ランクAの下~Bの上

 

韓流お得意のゾンビドラマに

  学園青春物語を絡ませ

     さらに、コロナ、ソウル号、光州事件まで

        詰め込んだ娯楽?作品です。

 

 

連続ドラマで最も重要なことは

  続けて、次回を観たくなるようになっているか、です。

 

このドラマは、大成功しています。

 

   (次はどうなるのかと

       気にかかって、続きを見てしまう・・・トホホ

 

     いい所で、その回を終わってしまうんだなあ・・・嗚呼)    

 

韓流俳優は、「ゾンビ」と「泣き」ができないといけません。  

 

「それはないだろう」と、

    ツッコミ所はあるのですが、

        ストーリー展開でグイグイ

            引っ張られて観てしまいます。

 

ゾンビ・サバイバルドラマは、パニック、闘争、平穏、

   これらが順繰りに起きながら

       ドラマを盛り上げていくのが本道です。

 

そして、いかに面白い枷(かせ:自由を奪うこと、足枷)を作り

   主人公達を窮地に追い込み、

       盛り上げていくかが、パニック映画の醍醐味です。

 

このドラマは、多少、こじつけ的なところはありますが

    よくできています。

 

私  「じっとしている方が、安全じゃないのか?」

 

妻  「誰も助けに来てくれないのよ!」

 

娘  「出ていかないと、ドラマにならないじゃない!」

 

私  「リスク管理が甘いような・・・」

 

極限状態では、自己中、裏切り、欲望など

  生存本能が優先されます。

 

昔からよくある自己犠牲のパターンではありますが、

  妻は、目を腫らしながら、涙をためて観ていました。

 

       (本当に、上手く作ってます!)

 

  「悪役は、主人公よりも、魅力的でなければならない!」

 

このドラマは、この鉄則を踏襲しています。

 

   (韓流は、次から次へと、悪役に

            良い俳優が登場します。

 

    主人公を執拗に追いかけるワル生徒が

        単純なゾンビドラマでない作品として

            大きな貢献をしています。

 

   「イカゲーム」に出演し

       我儘でバリバリの自己中女生徒を演じた

            イ・ユミは、素晴らし演技をします。

 

    彼女の存在が、ドラマに

        大きなリアル感を生み出していました!)

 

日本の安っぽいCGでないので

  どこまでリアルで、CGなのか

     いつもながら、分からなくなりました。

 

   (日本のCGって、なぜ、嘘がすぐばれるのだろうか?)

 

お金をかけて、ロケとエキストラをタップリするのも

   韓流の魅力です。

 

  (お金をかけないと、良い作品はできません!)

 

私  「図書館でよく撮影してるな」

 

娘  「CGよ!本物なら、泣きたくなるわ!」

 

  (娘は、本好きで、図書館でバイトをしています。

 

     バイトで本の整理に追われているので

        ぐちゃぐちゃに本がなっているシーンを観て

            本が粗末に扱われ

              書架の後始末を考えたら

                許せないようでしたが・・・

 

   私は、CGには、見えなかったけど・・・)

 

ゾンビだけでなく、韓国社会問題も

   タップリ詰め込んでいます。

 

学歴社会、スポーツ至上主義、ネットイジメ

  事なかれ主義など、日本人の私に

     分からなかった問題もあったと思います。

 

  (友情、家族愛、人間不信、裏切り、妬み、嫉妬

       自己保身などもたっぷりあります)

 

セオウル号事件を彷彿とさせられる

     シチュエーションも多かったです。

 

  (YouTubeに、ミスターサンデー宮根誠司番組の

      セウォル号沈没事件の番組が

          ドラマ付きで、よくできていて、

               分かりやすかったのですが

             無くなってしまったようです・・・嗚呼)

 

ゾンビ対策に、戒厳令をするというエピソードがあります。

   

  明らかに、光州事件です。

 

    (韓国映画「タクシー運転手」を観て下さい)

 

  日本では、自民党が、戒厳令に相当する

     「緊急事態条項」を憲法に追加しようとしています。

 

  「緊急事態条項」を私なりにまとめたので

         自分で確認してね!

 

   「大地震その他の異常かつ大規模な災害の時」

      「国民の生命、身体、財産を守るために」

 

      ① 国会の法律制定無しに 

          内閣が法律を作り、執行できる

                ↓

         法律を執行した後、国会承認

                    

      ② 出席議員の2/3以上の国会議員で

             国会議員の任期を変更できる

 

    一見、南海トラフ地震などを思い浮かべるのですが

         注意が必要です。

 

      自民党条文案にある「その他の異常」です。

 

      まあ、コロナも「その他の異常」となりますが

         「軍事クーデター」も「その他の異常」に含まれます。

 

      韓国、ミャンマー、アフリカの国々でよくある

         軍部のクーデターでは

           「戒厳令」によって、

              一気に国民の自由、私権を奪うのが

                 一般的です。

 

      憲法に「緊急事態条項」があるということは

         自衛隊クーデターでなくても、

            その時の政府が「条項宣言」をすれば

               どんな法律でも作ることができるのです。

 

      ネット遮断、報道制限、渡航禁止、金融封鎖、

         預貯金凍結、株式停止、資産凍結・・・

            

        国会が開けない(開かせない?)ので

             「○○」は、内閣が決めることができます。

 

        国会が開けないので

             「○○から国民を守るため」と言って

                法律を作り、執行できます。

 

        国会承認は、出席議員だけでできるので

           不承認の議員を、国会に

             出席できないようにすればOK!

 

        国会議員の任期を停止、延長も自由自在です。

 

    政権を取る

      (自衛隊クーデターでは、憲法違反?だし

         他国の承認は得られにくいですが・・・)

       ↓

     朝鮮半島有事、台湾有事でなくても

       ウクライナのロシアように

        「中国・北朝鮮が侵略準備をしている」

       ↓

    「緊急事態条項」宣言

         (国会と国会議員の職務停止もできる)

       ↓

     独裁政権

 

        (考えすぎかなあ・・・トホホ)
        

     「緊急事態条項」は

           何でも御座れの、オールマイティーの

               カードなのです。

 

       ヒトラーは、「戒厳令」をしないで

          「全権委任法」を成立させて

             独裁政権を運営できるようにしました。

 

        (ヒトラーは、反対勢力を、暴力、殺人、テロで

            大弾圧をして、国会議員を少なくして

               法律を成立させます)

 

       実は、議員を少なくするのは

               独裁政権の常套手段です。

                

        (維新は、議員定数削減を

             党是にしているのですが・・・)

 

ドラマでもありましたが、「戒厳令」下では

      国会議員より、戒厳令司令官が

         上位に来ます。

 

戒厳令司令官をコントロールできる存在が

    国民(国会議員も)でなくなってしまう恐ろしさを

        このドラマは表現していたのです。

 

自民党の憲法改正「緊急事態条項追加」は

   ドラマの「戒厳令」の要素を多分に持っています。

 

   (憲法も法律も、解釈次第ですので・・・トホホ)

 

このドラマの優しさは、戒厳司令官の最後の行動でした。

        (ドラマを観てね!)

 

漫画が原作のようですが

   漫画をドラマ化して、一級の

       エンタテイメントにできる韓流芸能界は

           凄いです!

 

  (漫画の映像化は、日本は失敗だらけです・・・トホホ)

 

原作とドラマの違い、シナリオ変更点などは

   知る由もないのですが

       原作漫画を知らなくても

           充分に楽しめました。

 

     (「梨泰院クラス」も漫画原作だったようですが・・・)

 

俳優がみんな上手いです(ゾンビも)。

 

車もよく壊すし、アクションも派手で、

    臨場感に溢れて、見せ場になっています。

 

シナリオも、カット割りもよく計算されていて

   厭きることなく観ることができました。

 

  (でも、少しだけ、高校生たちの身の上話とかの

      シーンだとかは、ちょっと白けたような・・・嗚呼)

 

パニックゾンビ映画は、

     「動と静のコントラストが命です」

 

このドラマが、この王道を見事に突き進んでいます。

 

  (今の日本では、作れないなあ・・・トホホ、嗚呼)

 

是非、ご覧ください。

 

娯楽作品として、充分に楽しめるドラマです。

 

  (途中で、止められなくなるので、注意してね!)

 

私  「シーズン2を作るはずだ!」

 

妻  「{キングダム』の方がいいわ」

 

娘  「{スイートホーム』の暗さが好きよ」

 

3人 「{地獄が呼んでいる』よりは

            このドラマが面白い!」

 

韓流ドラマ、ネットフリックス、恐るべし!