妻  「アナタ~!

       期限切れが近い商品券があるから

           京都へ行くわよ!」

 

ショッピングのためなら、

   コロナ感染、緊急事態宣言、まん防なんか

      なんのそのの妻です。

 

  (「まん防」と聞いたら

     「ヤン防」を思い出すのは、

         昭和人の性さが)か・・・トホホ、嗚呼)

 

京阪・祇園四条駅から地上へ上がると

   ちょうど南座の前でした。

 

妻  「アナタ~!

       イベントがあるわよ!」

 

南座の舞台裏を見学できるツアーでした!

 

 

妻  「アナタ~!申し込むわよ!」

 

去年の年末に、生まれて初めて歌舞伎を観た私達です。

 

2時からの予約が開いていたので、すぐに

   一人1500円を払って、申し込みました。

 

    (南座の初めての企画だそうです)

 

ツアー開始2時までは、自由に、館内を見学できます。

 

1階の座席を指定されて、荷物を置き

     ロビーや1~3階を歩き回りました。

 

座れない座席には、桜の花びらが付いた

   布カバーが掛けてありました。

 

 

手に持っているのは、劇場紹介パンフレットです。

 

 

3階からの舞台眺めです。

 

妻  「ちょっと怖いわあ・・・」

 

 (この後に、もっと怖い体験をします・・・イエイ!)

 

 

3階ロビー窓からの、四条通りの眺めです。

   奥に鴨川、京阪祇園四条駅入り口、

      手前右に向かえば、春日神社です。

 

 

階段の踊り場?部屋には、

   招き看板が展示されていました。

 

 

改装前の古い瓦も展示されていました。

 

 

2時なったので、席に座りました。

 

緞帳が開き、劇場の案内人から

   コロナ、事故などへの注意事項の説明がありました。

 

案内  「写真、カメラビデオ撮影は自由ですが、

        SNSにあげる時は、人物の顔が分からないように

            化工して下さい」

 

舞台は、奈良吉野山の大道具が演出されていました。

 

 

この時、天井に照明が当てられ、

    桜の花びらが、天から舞うような

       心憎い演出がありました。

 

照明前の天井

 

 

照明後の天井!ビューティフル!ワンダフル!

    ほんまに、上手い演出です。

 

 

案内  「花道の暖簾には、役者が舞台を覗くための

         切れ目があります。

             そこから手を出しますので

                 ご覧ください」

 

妻、私  「????!!!!!!」

 

  (慌てて撮影したので、ピンボケになったしまった・・・嗚呼。

      暖簾の紋の横の肌色が、係の人の手です。

           ほんまに、写真が下手です・・・トホホ)

 

 

案内  「これから、花道を通って、舞台へ上がってもらいます。

        くれぐれも、白いテープが張ってありますが

            白テープ以外の所を歩かないで下さい」

 

妻  「アナタ~!花道を歩けるの!」

 

入り口のロビーからのドアから入りました。

 

何と、土足OKでした!

 

 

この狭い花道(幅1m?)の上で、演技や踊り、舞いをするのは

    とても勇気と、技術がいると思いました。   

 

 

舞台からの帰りの花道です。

 

 

 実は、花道の上で、勧進帳・弁慶の六方の真似事を

     してみようかと思ったのですが、

        流石に、恥ずかしくて、できませんでした・・・嗚呼。

 

     神聖な花道です。

         私のような素人が汚してはいけません!

              でも、やってみたかったなあ・・・トホホ        

 

 

 

まさか人生で、南座の舞台に立てるなんて!

 

 

背景は吉野山の桜です。

  奥に見える四角い白いテープは

     上に上昇するセリの場所です。

 

 

妻が撮影した360度の写真です。

   (機転がきく妻です・・・嗚呼)

 

 

案内  「廻り舞台を回しますので、

        丸い白いテープ内へお入りください。

           なお、動き出しと止まる時に

              少し揺れますので注意して下さい」

 

ゴーっと音を出しながら、

    ゆっくりと、1分くらいで1回転しました。

 

 

案内  「四角いテープ内の×印の場所へ立ってください。

        手前は下がり、後ろは上がるセリです。

            順番にどちらも体験してもらいます」

 

ほんまに、心憎い演出、動線を計算された

   アトラクション?となっています。

 

案内  「上下のセリとも、高さ180cm上下します。

        危険ですので、×印から動かないで下さい。

           上がるセリは、180cmの高さがあるので

                怖い方は、しゃがんでください」

 

ゴーと音を出しながら、

   ゆっくりと下がっていきます。

 

エレベーターのような、ないような

             不思議な感覚です。

 

 

下がり切りました。

       奈落の底です。

 

頭をぶつけないように、舞台に挟まれないようにしないと

   とても危険です。

 

昔、奈落に落ちて、大怪我をした歌舞伎俳優がいました。

     180cmから落ちるのです。

          よく死ななかったと思います。

 

 

案内  「上がる時が、役者の目線になります」

 

 

上がるセリです。

   下がるセリより、怖いです。

 

高さ180cmまで上がります。

 

妻  「怖くて、しゃがみそうになった」

 

 

妻  「あんな高いところで、

       踊ったり、ダンスするなんて、

           私にはとてもできないわ!」

 

宝塚でも高いセリの上でダンスを踊っていました。

   落ちたら大怪我です。

       

命がけで、演じているのが分かりました。

 

 

案内  「上手(客席から舞台を見て右側)の 

         大道具を入れる搬入口を見てもらいます」

 

 

鴨川に面した扉が開きました。

 

中華料理屋のビルが見えました。

 

 

搬入口からは、四条大橋が見えました。

 

 

見学が終わると、人力で閉めていました。

 

 

袖には、様々な器具、装置が整然と置かれてありました。

 

 

舞台に戻ると

 

案内  「それでは、緞帳を降ろします。

        緞帳の裏側を見るの機会は少ないと思います」

 

静かにスムーズに降りてきました。

 

案内  「裏側には、火の用心とあります」

 

 

案内  「劇場は、お客さんがたくさんおられますので

        火事が起こると大惨事になります。

            火の取り扱いには、とても注意しています」

 

 

案内  「最後に、舞台、客席の照明をすべて落として

        緞帳を上げて、照明を一気に付けて

           開演をする『暗転緞帳』をします。

               携帯スマホの灯りが漏れないように

                 ポケット、カバンに入れて下さい」

 

みんな一斉にスマホを片づけました。

 

    (ゆえに、画像、動画はありません)

 

舞台が真っ暗になりました(見えないけれど客席も)。

 

緞帳が上がる音だけが聞こえます。

 

何も見えません。

 

上がり切ったかとおもうと、

   一瞬で、舞台も客席の照明が

         メッチャ明るく点けられました!

 

見学者の歓声が響き渡りました!

 

    (ちょっと大げさですが、ほんまに驚かされます。

        気の小さい私が役者なら

            この「暗転緞帳」があったら

               一瞬で、科白をすべて

                   忘れてしまうはず・・・トホホ)

 

スゴイ、見事な演出です!

 

一度舞台に上がると、その快感を

   忘れられないという話を聞きますが

       この「暗転緞帳」もその一つの理由でしょう。

 

見学ツアーは、コロナで

    歌舞伎、演劇界の厳しい状況を

         乗り切ろうとする企画だと思いました。

 

劇場裏方の心意気を感じました。

 

見学人数、演出、イベント、パンフレットと

   計算されつくしたツアーでした。

 

満足度、500%です!

 

チャンスがあれば、是非、ツアーに参加して下さい!

 

素晴らしい体験ができるのは、500%保証します!

 

南座の方々、本当にありがとうございました!

 

いい「冥土の土産」ができました!

 

最後に、南座の建物についての素敵なパンフレットです。

   丁寧に、美しく作られていますよ。

 

 

最後の最後にですが・・・

 

妻  「案内役に、若い売り出し中の

       イケメン歌舞伎役者を追加すれば

          歌舞伎ファンが一気に増えるんじゃないの。

              時代はBTSよ」

 

私  「そうだけど、裏方の方がの企画?で

         頑張ってるんだし・・・」

 

妻  「見学は、1500円で、

       素敵なパンフレットがあるのよ。

     裏方、劇場の人は、頑張ってるわよ。

 

    年末に歌舞伎を見たでしょう。 

       1万円以上払って観た歌舞伎のパンフレットは

         A41枚で、説明なんかほとんどなかったじゃない。

            素人には,さっぱり分からないのよ。

 

     せめて、見学並みとは言わないけれど

         ちょとしたパンフレットを作るべきよ。

             若い新しい歌舞伎ファンが増えないわよ。

 

      松竹も歌舞伎界も、少し、努力がたりないんじゃないの」

 

厳しい意見ですが、妻の言う通りだと思います。

   世界に誇る、素晴らしいコンテンツが、

       歌舞伎界にはあるのです。

 

もっと、活かせるのではないかと思いました。

 

ともかく、南座・舞台裏見学ツアーは

         USJ、ディズニーも、真っ青な企画ですぞ!

 

是非、参加して下さい!

 

新しい、新鮮な体験ができます!