こんにちは
ミント整形外科です
本日は、シリコン除去時はカプセルも一緒に除去するべきという疑問にお答えしていきます
シリコン除去とカプセル除去
カプセル(被膜)とは?
シリコンを人体に挿入すると、シリコンを囲むように白い膜のような組織ができ、それをカプセルと言います。
カプセルは、シリコンを周辺と隔離させ保護する役割があり、このカプセルができること自体は人体に問題を起こすことはありません
(上)除去されたカプセル (下)石灰化したシリコン
カプセル(被膜)が問題になるケースとは?
カプセル自体は安全で周辺組織から守る役割をしていますが、カプセルによって問題が起きる場合もあります。
感染や炎症が繰り返し起きている場合、カプセルは傷跡組織のように変わりながら縮み、硬くなっていきます
傷跡組織が縮み硬くなると、軟骨が一緒に上に上がっていく現象が起きます
この現象を拘縮現象と言います。
拘縮現象は、実際には頻繁に起きる現象ではありません。
手術後に鼻が短くなり、鼻先が上を向いてしまうと拘縮が起きたと考える方が多いですが、必ずしもそうではありません。
拘縮以外に、鼻が短く上を向いてしまう場合の原因は…
・軟骨の手術を過度に行い、軟骨が弱くなり鼻が上を向く
・上向きの鼻矯正のために鼻先の長さを延長したが、延長した軟骨が弱くなって、延長効果も小さくなり鼻が上を向く
・長いプロテーゼを入れたとき、鼻先の軟骨がプロテーゼに押されて上に上がってしまう
このような原因が考えられます。
カプセルの除去が必要な場合は?
ひどい炎症や感染が起きている場合や、拘縮が起きたときはカプセルを除去する方が良いです
しかし、このような場合はカプセル除去をしなくても良いです
・わずかな炎症
・プロテーゼ突出によるプロテーゼ除去
・美容面での不満足によるプロテーゼ除去
・異物感によるプロテーゼ除去
カプセルを除去することになると、皮膚が薄くなり、皮膚の損傷が起きることがあります。
カプセルは放っておくと、自然に吸着し自家組織として吸収されます。
かえって皮膚が補完されるというメリットもあります
”プロテーゼを除去する際、必ずカプセルを除去する方が良い”というのは、根拠のない意見であり、除去が必要な場合にのみ除去すれば良いです
また、もしプロテーゼ除去を希望される場合ですが、あえて他の病院を選ぶ必要はありません。
手術を受けた病院に相談する方が、患者様の状態をよく知っており、費用面でも大きな負担がありません
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