こんにちは
ミント整形外科です
手術や施術後に現れる症状として、あざができることがよくあります。
患者様もあざについて心配される方が多いですが、通常時間が経つと消えていきます
しかしその過程で色素沈着を起こす場合もあります
手術とは関係なくくまができただけ、患者様の皮膚の問題によってできたものだ…というような話を聞くこともあります。
本日は、出血によってあざができた場合の色素沈着についてお話していこうと思います
ヘモジデリン(Hemosiderin)色素沈着
手術後の出血によってあざができ、色素沈着をしてしまうことは、東洋人にとって時々あることです。
顔にできる場合は、主にくまのように目の下にできるので、くまと勘違いしやすいです
手術後にできたヘモジデリン色素沈着
１）色素沈着が起きる主なケース
・鼻整形後にあざができた場合（特に骨切りをした場合）
・下瞼や上瞼整形後にあざができた場合
・フィラー施術後にあざができた場合
…等の目の周りにあざができた場合に色素沈着をしてしまうことが多いです
２）手術後の出血とあざの経過
手術後にあざができる場合、通常手術直後ではなく2日目から現れます。
1週間程経つと、黄色味を帯びた茶色にあざができます。
あざができると、ほとんどの場合は2週間程で消え、長くても3週間を超えるような場合はあまりありません
手術後にあざができて、1ヶ月経ってもくまが消えない場合、ヘモジデリン色素沈着である可能性が高くなります
３）ヘモジデリン色素沈着
ほとんどはあざが吸収されながら消えていきますが、血色素の鉄成分が皮膚の下に沈着し茶色にさせることで、ヘモジデリン色素沈着が起きます。
４）ヘモジデリン色素沈着の予防
ヘモジデリン色素沈着は、永久的な色素沈着として残る可能性もあるので、まずは予防することが一番大事です
テーピングや日焼け止めで日差しをできるだけ避けるようにしてください。
５）ヘモジデリン色素沈着の治療方法
予防が一番大事ですが、色素沈着のシミが見え始めたらできるだけ早く治療を始めた方が良いです
色素沈着は１～2年程の時間をかけて良くなる場合もあれば、永久的に残ってしまうこともあります
治療方法としては、軟膏と注射剤と使った補助療法が効果的です、
治療は6週間から8週間（週に1度の来院）程度必要で、この治療期間にも日差しを避けることが重要です！
治療に6週間～8週間程かかる理由
色素沈着を治すためには、皮膚の基底層への色素沈着を抑制し、その皮膚が上に上がっていくようにしなければなりません。その期間に1ヶ月程必要なので、治療期間を6～8週間としています
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