こんにちは。
ミント整形外科です
鼻整形後に、鼻先が上がって見えると仰る方がよくいらっしゃいます
本日は、鼻整形後に鼻先が上がってしまう場合の原因と回復について説明します。
手術後鼻が上がってしまう原因
腫れ
手術後に腫れ（特に人中側の腫れがひどい場合）
ができることによって、鼻が上がってしまうことがよくあります
また鼻の中を綿で塞いだ場合に手術直後は上がってしまいます。
１～２ヶ月経過後に、大きな腫れが引いていくと、この大きな腫れによって上がってしまった分はほとんど下がります
完全に鼻の状態が落ち着き、鼻先が下がるまでは6ヶ月以上かかります。1～２ヶ月程で下がるのはほんの少しなので、通常１～２ヶ月目ではまだ少し鼻先が上がっているのを感じられます。
鼻を塞いだ綿によって上がってしまう場合
手術直後、ひどく鼻が上がったように見えてしまう最もよくある原因です
鼻の中の綿が膨張して、鼻の角度が上がることで、より鼻が上がって見えてしまうことがあります。
通常手術直後に、家に帰ってから鏡を見ると鼻がすごく上がったように見えますが、この原因のほとんどはこの綿です
綿除去をすると早くて1週間で鼻は下がり、その後は腫れが引きながら少しずつ下がっていきます。
鼻を塞いでいる綿が青い線の方向に膨れ、赤い線の方向に鼻を上げます。
軟骨縛りをした場合
手術で軟骨縛りをする場合、鼻がスリムになりながら少し上がることがあります
人為的な操作のため、軟骨を縛ったことにより上がった部分は手術後にも維持されます。
もちろんダウンタイム初期に上がっている部分は、腫れや綿による場合もあるので、初期には判断が難しく、6か月後にも鼻先が上がっているようであれば軟骨縛りの影響を受けている可能性が高いです。
鼻先を大幅に高くした場合
鼻先を大幅に高くするために、鼻柱支持台を深く高く立てた場合、鼻先が上がることになります。
この場合も時間が経って人中側の腫れが引くと、上がってしまった部分は少し良くなります。
半曲線鼻、曲線鼻になるように手術をした場合
基本的に半曲線鼻や、曲線鼻は鼻筋を曲線にしながら鼻先を高くします。
直線鼻や直半曲線鼻より、鼻唇角を大きくしてこそ出るラインなので（鼻先を少し上げる）、鼻先が少し上がっている形になります。
まれに鼻先を長くして半曲線鼻にする場合もありますが、この場合鼻先が過度に高くなることもあり、ほとんどは鼻先が少しだけ上がるようにします。
半曲線鼻や曲線鼻にした場合、6ヶ月程経っても鼻先が上がって見えれば、その状態が続く可能性が高いです。
鼻唇角を矯正した場合（人中を高くした場合、突出口矯正）
人中が短く、鼻唇角を矯正をするためにシリコンや自家軟骨、アロダームのような素材を使用した場合鼻が上がるようになります。
人中が前に押され上がりながら、鼻が上がり人中が長くなります。
もちろんこれを防ぐために延長をすることもあります。
シリコンや軟骨を使用した場合は、時間が経っても持続することが多く、アロダームのような場合は時間が経って吸収され上がってしまった部分が改善されることが多いです。
鼻唇角を矯正した場合、時間が経って鼻柱が曲がることもあるので、経過観察をしっかりしなければなりません
青い線の方向に人中を高くすると鼻先が上がります
突出口の場合
突出口の場合、基本的に鼻先の角度が上を向いています。
突出口の場合は鼻尖形成をすることになると、延長をしない限り鼻先は上がってしまいます。
この場合、6ヶ月程経過するとそれ以上改善されるのは難しくなります。
手術直後に、鼻が上がって見える場合の多くは綿や腫れによるものなので、あまり大きく心配されなくても大丈夫です
上で説明した鼻が上がる場合も、ほとんどは腫れや綿で塞いだことが同時に原因となっているので、それほど大きな問題ではありません。
まず１～2ヶ月程である程度は改善されると考えて頂くと良いです
その後も改善されない場合は他の原因も考える必要があります。
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