今回は、私事で、いつもの長文です。

しかも、「次回へ続く」パターンです。


もし宜しければ、お時間のある時にどうぞ。




古今東西。私達の周りには、たくさんの「占い」がある。


口には出さなくても。

何かしら、皆さんも、信じているものがあるのではないだろうか。


そして。

私にも、信じている「占い」が、二つある。



一つは、毎年の初詣で、我が子が引く、地元の神社の「おみくじ」だ。



我が子は、高校受験を控えた頃から、真剣に、気合いを入れて、「おみくじ」を引くようになった。


高校受験の時も。大学受験の時も。


「おみくじ」には、「人間万事塞翁が馬だからねー」みたいなことが書かれていて、その通りに、そのまま、そのような道を、我が子は歩いた。



正直に書けば。

せめて、「15の春」だけでも、何とか、笑って、迎えさせてあげたかった。


私は、母なのに。

我が子の隣で、共に泣くことしか、出来なかった。

親なのに。何もしてあげられなかったのだ。



就活を迎えて。


「おみくじ」には、初めて、「大丈夫。時間はかかるけど、最後には叶うからねー」みたいなことが、書かれていた。


夫は笑いながら。私は涙をこらえながら。

なるべく高い所へと、背伸びをしながら、「おみくじ」を結ぶ我が子の姿を、私達は見守った。



「おみくじ」の通りに。


研究室の同期の仲間達が、早々に、第一志望の企業から内々定を貰って、どんどん、就活を終えていく中で。


我が子の就活は、なかなか、終わらなかった。



第二志望の最終面接で、「お祈りメール」が届いた頃は、本当に、かなり、キツかった。


これから、控えている二次面接は、二社だけ。

この二次面接を突破しなければ、最終面接には、辿り着けない。


我が子の持ち駒も、もう、その二社しかなかった。

ただ。

その中の一つが、我が子の第一志望だった。



まだ、チャンスがあるじゃないか。


「諦めたら、そこで試合終了ですよ」

そうですよね、安西先生。まだまだ、これからだ。



それから。

私達家族は、ひたすら、二次面接の練習を繰り返した。



二次面接は、部長や課長など、「40代」や「50代」の方が、面接官になる場合が多い。


であれば。

「40代」や「50代」の方が欲しい、理想の若者を目指そうではないか。



理想の若者とは。

夫は、「情熱」と言った。

そして、私は、願望も込めて、「キラキラと輝く未来」と言った。



うーむ。なるほど。

とにかく、笑顔だ。堂々と。自信を持って。

ハッキリと。楽しく。ワクワクしながら。


自分のやってきたこと。やりたいこと。

情熱を。キラキラと輝く未来を。

面接官の皆さんに、伝えようではないか。



最終面接の結果を待ちながら。


「神様がさ、最後は叶うって言うんだから、どっちかなんじゃない?」

「だよなー。どっちだろうな、最後って」


まあ、やるだけやったのだから。

そんな感じで、夫と私は、呑気なものだった。



それから、何日も過ぎて。


「あのさー、〇〇。まだ、どっちからも、連絡来ないの?」

「まだ、来ない」

「神様がさ、最後は叶うって言うんだから、大丈夫だよ」

「来たら、教えてねー」


なるべく、我が子に、明るく聞いてみた。

夫は、「待つしかない」と言った。




しばらくして。

吉報は、突然、届いた。


夫の携帯電話に、第一志望から、内々定の連絡があった、そうだ。


どうやら、人事部の方で、本人の連絡先と緊急連絡先が、逆に登録されていた、らしい。


慌てて、夫が我が子へと連絡して、我が子が人事部へと折り返し、改めて、内々定をいただくことになった、そうだ。



伝聞形式の理由は。

私が、帰宅した時には、もう、すべて、終わっていたからだ。


スーパーで、「フフン。今日の夕ご飯だよー」と、私が、楽しく買い物をしている間に、夫と我が子の二人は、ガシっと、感動を分かちあっていたのだ。


「良かったねー、おめでとう」

「うん。ありがとう」


「今日は、お祝いだから、お寿司だな。お寿司を食べに行こう。高いお店。早く、帰ってくるから」

「やったー。お寿司だー。〇〇、お寿司だって」

「うん」



買ってきた食材を、冷蔵庫に片付けながら。


やっぱり、神様っているんだな。

「おみくじ」で、最後って書いてあったし。

スゴいな、神様って。



いや、ちょっと、待てよ。



「ねー、〇〇。おみくじで、最後に叶うって書いてあったけどさ、最後じゃないよね?」

「もう一つ、まだ、結果来てないじゃん」


「あー、実はさ、あっちはさ、ダメだったんだよねー。すぐに、お祈りメール来てたんだよねー」


「はー?いや、何で、言わないの?こっちはさ、もう、ドキドキしてたんだから」


「いや、言えないって。メール見て、スマホ投げたし。だって、完全に、背水の陣じゃん」


「じゃあ、本当に、最後だったのか」

「神様って、スゴいな」


「うん。マジ、スゴい」

「やっと、就活終わったー。これで、眠れる。お寿司行くまで、ちょっと、寝てくる。おやすみー」




さてさて。


もう一つ。

私が信じている「占い」は、果たして、趣味なのか、それとも本職なのか、謎ではあるが、何年も前に退職された、元上司による、生年月日の「占い」だ。


この元上司◎◎さんは、オシャレで、男前で、気難しくて、とても、愉快な方だった。

何というか。

「X-MEN」の敵役の俳優さん、みたいな感じで。


お元気でしょうか。◎◎さん。




長くなりそうなので、ここから、先は、「次回へ続く」ということにします。


何となく、「予告編」みたいにしてみました。




ご覧いただき、ありがとうございました。


以上です。